2006年04月30日

須永慶をインプット

 名前は知らないけどよく見るなあ、という俳優は数多いですが(もちろん私が知らないだけという人もいるでしょうけど)、ここ立て続けにドラマで顔を見て(「トップキャスター」で温水洋一に罪を押し付ける医学部長の役と「マチベン」での一審の裁判長役)、初めて名前から調べてみました。

 それが須永慶です。「最近で印象深いのは「ドラゴン桜」で小池徹平の父親役です。自分でホームページを運営しているようで、そこに自分の最近の出演番組と軽いコメントが書いてあって、私は見てませんが「富豪刑事デラックス」と「7人の女弁護士」にも出演しているようです(毎回ではないですが)。

 正直な話、ファンというわけでもないですし、この人が出演するからそのドラマを見ようということにもならないのですが、あまりによく見る人なので、名前をインプットして損はないと思った次第です。
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2006年04月29日

『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』

東京タワー
リリー・フランキー著

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 本屋大賞は、書店員が売りたい本を選ぶ賞であるはずなのに、すでにベストセラーになっている本を選んでどうするんだ的な、賞のあり方への懸念がいくつか聞かれました。それは、うなずけるところもあるとはいえ、少なくとも私が重い腰を上げるきっかけになる程度の影響はあったようです。

 だというのに、読み通すまでに2週間程度を費やしてしまい、後から読みはじめた本に抜き去られることになりました。これは、私自身の問題で、作品には責めはなく、実際には一気呵成に読んでいたとしてもおかしくはなかったと思います。

 これって「en−taxi」に連載されていたということを読み終わって知り、引っ張り出して見ると、確かに載っている。同じタイトルで、連載長編エッセイとして。この雑誌は柳美里、福田和也、坪内祐三、リー・フランキーが責任編集となっていて、顔ぶれに引かれて創刊号から数回は買っていたものの、しだいに手に取らなくなったのでした。その創刊号の最初のページを見ると「作家の遺影を撮る」というシリーズの第1回が、なんと今は亡き久世光彦(もちろん、このときは生きてます)で撮影リリー・フランキーというのにちょっとびっくりしました。

 それはともかく、この作品ですが、たしかに私的なことを結構思い起こさせたりしますし、感情に訴えかける箇所も少なくありません。ここまで母への強い思いをストレートに書いて、しかもそれが感動的だというのは、逆に不思議にすら思えます。

 それだけに、「東京には、街を歩いていると何度も踏みつけてしまうくらいに、自由が落ちている」のような、人生論を語っているみたいなクールな文章がときどき出てくるところはあまり好きではありません。これを高く評価する人もいるのでしょうが、私は小説のトーンに似つかわしくないと感じましたし、なければ、もっと入り込めたと思います。

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「いま、会いにゆきます」

 2週前くらいにテレビで放送していたので録画しておいたものを、今日見ました。原作も読んでおらず、それほど見たいという気がしなかったので、大きな期待をしていませんでしたが、思ったよりもよかったです。

 竹内結子と中村獅童の結婚が、作品に強いイメージを与えてマイナスになるのではないかと思ってました。ただ、その二人も含めて出演している俳優陣が、いい感じの人たちばかりです。それが作品の雰囲気にも出ているように思います。

 亡くした妻が現れる、という題材からは、設定や方向付けでいくらでも話のテイストが変わってきそうなところです。それでも、亡くなった妻が初めて現れるシーンとその後の生活には、なんとなく物足りないような気もしながら見ていました。たとえば、妻は記憶が無いほうがいいのかが、前半を見ているときには、よく分かりませんでした。

 そのようになんとなく見ていたので、油断していたわけです。その油断から、一気にテーマや伏線が目に入ってきて、ちょっとその意外感に評価が急上昇したのです。見終わって、最初から見なおすと、全く違う視点で見ることになるので、2度は楽しめそうな作品です。
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角田光代・岡崎武志『古本道場』

古本道場
角田 光代著 / 岡崎 武志著

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 古本道場に入門した角田光代が、道場主である岡崎武志の指令のもと、いくつかの古本屋を巡りながら、古本道の修行をしていく、という体裁になっています。その古本屋は、近所の古本屋とかではなく、主に都内の個性的な古本屋だったりします。

 「古本道」で大事なことは、自分の好みや興味を第一の基準とするということで、古本業界での価値とは別だということです。ですから、「あぁ、こんな本があるんだ」というような、今まで見たことがなかったような本が中心になるとはいえ、珍しい本を発掘することが目的なのではない、ということです。

 私が古本屋に行くときには、どうしても目当ての新しい本が売っていないかという期待をすることが多く、知らない本との出会いを楽しむなんて二の次です。この本を読んでも、古本道に目覚めるまでにはいきませんが、今後古本屋に入ったときに多少意識するようにはなるかもしれない、そういう本です。
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2006年04月28日

「カラフルメリィでオハヨ」

 この作品は4演目だということです。私の場合は、97年の3演目を見ていて、それがナイロン100℃との出会いです。そのときの印象があまりに強烈だったので、今回も楽しみにしていました。

 パンフレットを見ると、KERA自身の父親の看病をしながら書き上げ、公演中にその父が亡くなっているんですね。ですから、これは特別な作品なんだという見方をされるわけです。前回見たときもそういう情報を知っていたのかもしれないのですが、覚えていません。というのも、この作品を見て引かれたのはシュールでナンセンスな笑いの部分だったからでしょう。私の好きな笑いのセンスだったので、かなりハマりました。

 今回見ていて、「あぁ、懐かしい」という感想をもったのも、ストーリーもさることながら、「そうそう、このギャグあった」というところにこそありました。そういう意味では、楽しみ方としては、あまり正しくなかったような気がします。本当はもっと内容をより深く理解してもおかしくないのに…。自分の成長のなさがよく分かります。

 しばらくは新作は書かずに再演をするようなことをKERAが言っていますから、まだ見ていない作品をこれを機に見ることができそうです。
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2006年04月26日

フリーペーパー「Standby!」創刊

 「Standby!」というフリーペーパーが創刊されて、サイトも開設されたというので見てみました。
 東急と京急の駅で配布しているようですが、私は通勤時には利用しないし、フリーペーパーというのは、積極的に手に入れようとはなかなか思わないので(しかも積極的に手に入れようとしないと手に入らないこともありますし)、この創刊号も知らないうちにはけたのだと思います。
 天丼が特集されていますが、ここに紹介されている店が、どうも東急も京急もあまりからまなそうなのが逆になんかいいです。
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2006年04月24日

新ドラマがはじまって

 ドラマが一通りはじまって、私の中ではこれといった作品が見当たらないところです。
 1回目を見た作品は、「マチベン」「医龍」「クロサギ」「トップキャスター」「おいしいプロポーズ」。「弁護士のくず」は横目でチラッとばかり。
 この中では、「マチベン」が一番好みですが、手堅いという印象で、絶賛するのはためらわれる感じです。
 「医龍」では先週放送分のラストで泣いてしまったのですが(携帯のくだりです)、私は自分の涙をそれほど信用していませんで、いくらなんでも善悪二分論的な図式が(今のところ)強過ぎるという感想です。
posted by 行き先不詳 at 21:02| Comment(0) | TrackBack(0) | TV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日経マネー全国統一投資力検定

 投資力検定をやってみました。雑誌「日経マネー」のインターネット連動企画だそうで、ニュース力・基礎力・銘柄力・チャート力・感応力の5分野で50問解くと分野別の得意、不得意が分かるとか。
 私は、78点というまあまあな結果でした。
 雑誌に問題の解説が書いてあります。
posted by 行き先不詳 at 20:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 埋め草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月22日

向田邦子『父の詫び状』

父の詫び状
向田 邦子著

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 出かけているときに、うっかり本を切らしたりすると、逆に楽しみだったりします。初めて入った本屋なんかで、何を読もうかなあと迷いながら、前から読もう読もうと思っていたのに、まだ読んでいない本に手が伸びたりするのです。

 そこで『父の詫び状』です。すでに評価の定まったと言っていい作品だと思います。名作であることに異議はありません。しかも、これが最初のエッセイ集だなんて。

 使われる手法は、いかにも名人芸だという感想が頭に浮かぶと同時に、これをマネしたりすれば、とりとめもないものになるか、あざとくなるに違いありません。

 どちらかというと面白エッセイなんかを読みがちなのですが、時にはこういう文章を読むのもいいもんだと思ったのでした。
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2006年04月20日

下妻物語



 今まで見てなかったのは、ひとえに嶽本野ばらを食わず嫌いにしていたからです。全くもったいないことをしていました。といっても、嶽本野ばらの小説を読もうという気はいまだ起こってはいないのですが。

 というのも、「下妻物語」を見ようと思ったのは、もうすぐ公開になる「嫌われ松子の一生」の予告の映像を見て、これは!と思ったからです。監督が「下妻物語」を撮った人だという紹介を見て、中島哲也という人を初めて認識しました。そして、この映画で私が好きなのは、映像のセンスと作り上げ方であって、ストーリーや設定にはそれほどは引かれなかったのです。

 中島哲也監督のCM作品の中には、サッポロ黒ラベル(山崎努と豊川悦司がバトルしていた)のように、映画的なものを感じさせるCMがありますが、「下妻物語」を見ていたら逆にCMの映像を連想しました。

 いやあ、とにかく素晴らしいです。「嫌われ松子の一生」が楽しみです。

 
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2006年04月19日

Believer (ビリーバー)



 パッケージを見ると、監督は知らないものの、出演が吉沢悠、伊藤歩、瑛太、相沢紗世(これが映画初出演)、松重豊で、詐欺師の話だということで、面白そうだと思ったら、それほどでもなかったです。ていうか、これならもっと面白くなりそうなのに、といったところでしょうか。

 子どもの頃、スプーン曲げ少年としてテレビにも出ていたのに、1回の失敗からインチキのレッテルを貼られ、それがトラウマとなった主人公。彼は詐欺師になった。変装をして、いろんな人物になりきって口八丁で騙し続ける。そんなところに現れた、カモに見えた女性とつきあううちに、ある変化が訪れる、というようなストーリー。

 もっとコンゲームの色合いが強いか、もっと青春映画っぽいかと勝手に期待していたのですが、途中から主人公の男の再生の物語みたいな要素が強くなっているように思います。私の中では、なんとなく盛り上がりに欠けました。

 それでも、スプーン曲げ少年がなぜ詐欺師になったのか、というのは私もちょっと考えました。一つは、本当の能力だったのに、ウソつき呼ばわりをされて、世間に復讐説。もう一つは、トラウマが強いために、ウソをつき続けることで、自分の中でバランスを取っている説。どちらもこじつけですけど、コピーにある「信じなければ、嘘になる…」というのは、この映画を的確にとらえたことばだと思います。
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イオンのCM「なくすへらす」

 山口智子と荒川良々という組み合わせが目を引いたので、早速イオンのホームページへ。(イオンのテレビCM

 私は知らなかった(覚えていない)のですが、前にもこの二人の組み合わせはあって、冬にタスマニアウールセーターとイルミネーションのCMが流れていたんですね。それを見ると、いい雰囲気で安心感のある温かいCMになっています。

 それが、今度の「トップバリュ なくすへらす」の2バージョンでは、突然シュールになっていて、果たしてこれを続編と見なしていいのか。

 朝起きたら、部屋のあちこちの壁に大きな文字が書かれていて、妻のしゃべり方は急に「イオンを広告する人」のしゃべり方になっている。開いた新聞広告にもなぜか載っている。まるで、そのとき初めて妻の正体が知れるみたいな。それなら息子はなんなんだ。

 私はこれを突然見たものですから、この二人の関係はいっそうシュールに見えたわけです。それはともかく、今後、どう展開するのか、すでにして待ち遠しい。
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2006年04月18日

父帰る/屋上の狂人

 菊池寛の戯曲を2本立て。
 演出が河原雅彦。出演は草なぎ剛、勝地涼、沢竜二、梅沢昌代、西尾まり、高橋克実、キムラ緑子、富川一人。

 正直、菊池寛ということで、それほど見ようという気はなかったのですが、一昨日三軒茶屋にやってきた縁?でこちらにも改めて目を向けると、結構面白そうだと思って当日券(取れたのはキャンセル待ちでしたが)を購入することにしました。

 2本とも短い作品で、両方合わせても1時間弱で終わります。そして、この2本の落差の大きさがポイントでしょうか。

 「父帰る」では、女を作って家を捨てた父親が20年振りに帰ってきて、苦労した母と息子二人、娘がどのように迎えるか、という話。それぞれの感情と20年の時間が凝縮されていて、息苦しくなるような緊迫した芝居です。

 それが「屋上の狂人」では、その「狂人」を草なぎ剛が演じますが、子どもの頃から高い所が好きで、屋根の上での"超天真爛漫"な感じと、見えないものが見えているふうな言動が、笑いを誘います。「父帰る」の世界のあとの開放感。緊張と緩和でしょうか。客席ではクスクス笑いが絶えないような状態。話は、すぐに屋根に上る息子を前に右往左往する父が、近所の男の紹介で巫女に息子を見てもらい、果たして正気にすることは幸せなのか、みたいな展開をします。

 「父帰る」のほうは、帰ってきた父が謝りもしないとか、家族が意外とすっかり許したりするとか、しないとか、そういう表に出てくる感情と行動から、いろいろと想像を促されるところがあって、「文学的」な印象です。
 「屋上の狂人」はドタバタなところから味わい深いところまでいくと、意外と普遍的なのかもしれないと思いますが、ふつうに楽しい作品です。
 この2本立てというのは、いい組み合わせだと感じます。とにかく、草なぎ剛の演技の差が目を引きました。
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2006年04月16日

『隠蔽捜査』

隠蔽捜査
今野 敏著

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 ホレちゃいましたね。こんな人いるわけない、と思いながら読みましたけど。

 警察官僚が主人公で、警察を揺るがす事件と息子の不祥事。この二つを前にして、主人公が何を考え、どう行動するかというストーリー。ですが、これは警察小説というより、エリートを描いた小説といった趣き。

 はじめのほうで、妻に対して「我々国家公務員は普通の国民じゃない」とか「俺は国のことを考える。おまえは家のことを考えてくれ」とか言ってるのを読んでいるうちは、"そういう人"かと思ってました。

 しかし、主人公は自分を使命を帯びたエリートであると本気で信じていて、それが徹底しています。
「国家公務員というのは、国民に奉仕する者だ。それはただの仕事じゃないと、俺は思っている」

「選ばれた人間だ。国をつつがなく運営して、守っていく義務を負っている。だから、いざというときは、真っ先に死ぬ覚悟をしている」

「本物の官僚は損得のことなど考えない。どうしたらシステムが効率よく本来の機能を果たすのかを考えるんだ」

 自分では本気で原理原則を至上のものとしているのであって、建前でもきれいごとでも理想主義でもないと、まわりに理解されないことを嘆いています。変人だと思われていることも分かっています。そういうところなど、おかしみさえ感じさせます。

 横山秀夫と比較しない人はいないでしょうが、ドロドロ具合が主人公の変人ぶりで中和されるのか、清々しさが勝っているような気がします。どっちがいいということではありませんが、このキャラの魅力はかなりのものです。真正のエリートの思考回路を読むことが楽しい一冊でした。
posted by 行き先不詳 at 22:22| Comment(0) | TrackBack(1) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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