2006年08月31日

『幸福ロケット』

幸福ロケット
山本 幸久著

bk1 amazon

 山本幸久の2005年に出た長編小説です。小学5年生の女の子を主人公にしていて、ポプラ社から出ていますが、それに文字も大きくて読みやすいんですが、子ども向けではなく(ふりがなはほとんどないですし)、大人が読んで楽しい小説だと思います。

 この主人公の女の子が大人びていて、なぜか見てるテレビも「開運!何でも鑑定団」と「誰でもピカソ」のふたつで(勉強のためにふたつに我慢してるわけです)、読んでる本は、最初は星新一だったのに、最後のほうに半村良『石の血脈』とか読んでるのには笑えました。この子の語り口が楽しい要素のかなりを担っているんだと思います。

 話としては、この子が小5の春に転校して、そこでの学校生活を中心にした日常という感じ。とくに、仲のいい男の子ができますが、その男の子のことが好きな女の子に仲を取り持ってくれるように頼まれ、にもかかわらず、自分のほうがますます仲がよくなっていっちゃうんですが、その過程のまだ恋と意識するかしないかの頃をじっくりと描いています。

 それから、父親が会社を辞めたことが、転校のきっかけになっているんですが、なぜ退職したのかの理由にまつわる噂に主人公は悩みます。その理由が後半明らかになります。

 家に食べに来る叔父とか担任の先生も個性的なキャラクターで印象的です。
 ほほえましくて面白い小説でした。
posted by 行き先不詳 at 22:10| Comment(0) | TrackBack(2) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「ゴルゴダの丘」

 1935年のフランス映画で、監督・脚本のデュヴィヴィエという名前は聞いたことがあるんですが、見たのははじめてです。たしか。それと、ピラト役のジャン・ギャバンも、名前は聞いたことがあるものの、動いてるのを見たのははじめてです。たぶん。

 タイトルのとおり、イエスの受難を扱っておりまして、イエスの言動よりも周りの人たちの動きを中心に話を見せている、ような気がします(私にはイエスの存在感がもっとほしいように思ったもんで)。パゾリーニの「奇跡の丘」とメル・ギブソンの「パッション」は見たことがあるんですが、それらに比べると、ふつうという印象でした。これといって、引っかかりがないというか。その分安心して見られるとかいうことはあるかもしれませんけど。とはいえ、これって一応、名作ということになるのかもしれませんが…。


 
posted by 行き先不詳 at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月30日

小川勝己『葬列』

葬列
小川 勝己〔著〕

bk1 amazon

 第20回横溝正史賞正賞受賞作だというこの作品、元本の単行本の出版は2000年のようなので、そんなに新しくないわけですが、かなり面白かったです。

 主に二人の視点から描かれていて、一人がラブホテルで働く主婦、夫が体が不自由で生活も楽ではない。もう一人が、冴えないヤクザ、その冴えなさは読んでいて哀しくなるほどで、後輩なんかにもナメられてる。つまりは、ふつうのいい人で、後に「あの人、ヤクザだったの!?」と思われるような人物。

 それぞれの身に大きな事件が起きて、二人ともそれまでの生き方を大きく変えようとする。主婦のほうは、ほかに二人の女と一緒になって強盗計画を練り、ヤクザのほうは組に反旗を翻そうとする。この4人がいっしょになると、さらに話は壮絶な展開になっていき、大きなバトルが待っているのです。

 読んでいる最中に、奥田英朗『最悪』とか桐野夏生『OUT』とかは、やはり連想したんですが、文庫の解説によると、そのほかにも数々の影響を受けたと思しき作品があるようです。それでも、面白いことには違いありません。

 
posted by 行き先不詳 at 22:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月28日

「バチ当たり修道院の最期」

 ペドロ・アルモドヴァル監督の初期の作品で、国際的に認められるようになった出世作とのことです。

 麻薬がらみで警察に追われた歌手の女性が、修道院に逃げ込んでみたら、そこはバチ当たりな修道女ばかりだったという話。最初っから尼僧からヘロインを勧められたりします。

 ただ、背徳的とか悪人だとかではなくて(恐喝しちゃうとか、ヤク中も出てきますけど)、ヘンな人たちが集まってる、みたいな感じです。おかしな名前で呼び合ってたり、虎を飼ってるとか、官能小説を書いてる人とか、そのヘンさが変わってます。

 ですが、正直なところ、私はもっととんでもないものを期待しておりました。
posted by 行き先不詳 at 21:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

相川梨絵アナはどこへ

 ファンだということでもないんですが、相川梨絵アナをときどき見かけて好感をもっておりましたところ、ここんところ見かけないなあ、と思ったら、そもそもフジテレビのアナウンサーじゃなかったんですね。

 2006年7月からはセントフォースという、女性キャスターなんかを抱える芸能事務所に在籍してるとのことで、じゃあその前は、っていうと共同テレビに所属していてフジテレビの番組に出演していたようですね。

 ですから、私が見てないような番組なんかで今は仕事をしているということみたいです。

 まるで業界的なことを知らないもんで、セントフォースも知りませんでしたが、HPを見ると、よく見かける顔ぶれでした(お天気キャスターが多いような…)。
posted by 行き先不詳 at 20:34| Comment(0) | TrackBack(0) | TV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月27日

「あぶない」人を見つけたとき

 恩田陸『チョコレートコスモス』のなかに、電車などで「あぶない」人に遭遇した時ということで以下のような文章がありました。

それは不思議なもので、ただ立っていたり、ぶつぶつ独り言を言っているだけなのに、遠くにいてもそのことに気付く。誰もが遠巻きに、そっとその場を離れ、辺りは無言の「目を合わせてはいけない」という共感に包まれる。

 おそらく、誰もが経験したことがあると思うんですけども、あの居心地の悪い状況。
 そのことに、登場人物の神谷は「その人物の中にある、精神世界のオーラが周りに噴き出しているのである」と結論しているんですが、私はそれは違うんじゃないかなと思うんです。

 その人の精神がどうであるかは関係ないんじゃないか、ということでして、たとえば罰ゲームで、電車内で独り言を言い続けるとか、尋常じゃない服装をするとかでも、おそらく周りの人には、やはり「目を合わせてはいけない」と思われるはずです。そうでなくても、たとえば突然思い出し笑いをしたり、マンガや本を読んでいてうっかり笑いだしたら、やはり周りの人たちの注意を多少なりとも喚起することでしょうから。

 私が似たようなことでよく思うのは、電車に乗っていて、携帯電話で話しはじめた人の声を聞いたときに一瞬ハッとして警戒感が浮上するのに、隣の人と話している話し声には感じないという、その違いについてです。
 あるいは、子どもがはしゃぐのは許されるに、同じ行動を大人がすると「あぶない」ということの違いとか。


 私はこういうことの根底には同じ原理が働いているのではないかという気がします。これこそ社会を成り立たせているルールのようなものなのではないか、と。

 とくに、社会なんて知らない人だらけで、本来ならこんな近くに大勢の人がいるのは不快であっておかしくないわけで、それをふだん意識しないようにしてるのは、他人が「無」な存在なんだということにしておいて、警戒し続けることのストレスを回避しようとしているんじゃないか、と思うのです。「無」というのが言い過ぎだとしても、互いに喜怒哀楽など感情を表に出さない、ということを基本的なルールとしているんじゃないか(満員電車やエレベーターなど、互いの距離が近いほど、その不快感は大きく、ふつうに会話するときに、より抵抗を感じるのはそのためではないか)。

 とはいえ、なぜ感情を抑えることまで必要なのか、と問われるとわからなくて、そういうルールになっているからとしか言いようがありません。社会のルールなんて絶対的なものではなく、それぞれの社会の中だけで通用しているものですから、なぜ、そのようなルールがあるのかというのは答えのない問いだと思います。

 そして、そういうルールを自分のものにしていく過程こそが大人になるということであり、子どもであればあるほどそういうルールに縛られないということではないでしょうか。


 以上、単なる思い付きでした。
posted by 行き先不詳 at 21:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 埋め草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月25日

「LOST」を見はじめることに。

 少し迷いましたが、見はじめることにしました。レンタルDVDを無理せずにゆっくり借りていこうと思ってまして、今回はまず1、2話が入ってるVol.1から。

 島に墜落した直後の飛行機。そこには50人ほどの生存者。機首と後部はそこにはなく、違う地点に落下している模様。
 主人公となる男ジャックは医師で、冷静に状況を判断しリーダーシップをもって問題を対処していく。はじめは、すぐに救助がくるだろうと楽観視していたが、すぐに来ないため、無線機を探しに機首の落下地点へと向かう。


 救助がすぐには来ないことが予想される(当たり前ですけど)わけですが、これまでの無人島ものとどう違ったドラマを見せるのか、ということでしょうか。

 今後は、素性の知れない人たちの集団ですから、その隠された秘密みたいのが見えてくるのと、はじめから人間関係がギクシャクしているので、そのあたりで一悶着もニ悶着もあるのでしょう。

 大ケガを負ってる人や妊婦がいて、これもまたドラマがありそうです。

 それから、得体のしれない凶暴で巨大な獣が島には住んでいるらしく、襲われたり、戦ったりすることが出てくるはず。

 そもそもこの島がどこにあるのかなんていう問題もある。


 墜落時の映像はないのかと思いましたが、その直前にどうしていたかを回想を使って映像を見せていて、またそれによって登場人物の事情なんかもわかるようになています。
 今のところ、まだ状況の全体像が見えてこないところがある一方、なんとなく予想のつく部分もあって、まだ、それほどは引き込まれてはいませんが、まずまずの滑り出しという感じです。
 
posted by 行き先不詳 at 22:15| Comment(0) | TrackBack(0) | TV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月24日

「スジナシ」CSにて

 笑福亭鶴瓶をホストに毎回一人のゲストを迎えて、台本なし、打ち合わせなし、NGなしの一発撮りで、即興のドラマを演じる「スジナシ」。以前、関東でも妻夫木聡がゲストのスペシャル番組を放送していたし、WOWWOWで劇場公演を打ったときに見ることができました。それを今回、CSでちょっと前の分を放送しているのを人に録画してもらって見る機会を得ました。

 石田純一・真矢みき・田中健・矢沢心・寺島しのぶ・佐野史郎・林与一の分を一挙にほぼ立て続けに見ましたが、いろんなゲストとの即興ぶりを見て、より一層この番組の面白さを実感しました。

 どちらかが強引にリードして相手を振りまわすよりは、互いの思惑を測りながら、さぐりあってる時のほうがスリルを感じます。一番最初のちょっとしたしぐさや第一声のセリフで、互いのプランは一瞬にして崩れ去り、一言ごとに、相手の意図が段々明らかになったり、その途中で誤解が生じたり、謎が深まったり―。それも、終わってからビデオで振り返るので、それぞれの意図がよくわかって興味深いところです。

 改めて、関東でも放送されることを切望するばかりです。
posted by 行き先不詳 at 22:26| Comment(0) | TrackBack(0) | TV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月23日

「アフリカリミックス」

 今日は、プライスコレクションを見終わって、上野から六本木へと移って、はしごしました。こちらも気になってたのに、今月いっぱいで終わるので、これを機会にということで。

 前評判として、アフリカのイメージを覆すようなものだということは聞いてましたので、そういう意味では、逆に何を見ても驚かない状態ではありました。ビデオやインスタレーションなどの作品が多い印象で、現代アートっぽいとも感じましたし、意味を読み取ることを強いるような作品が多かったとも思いました。

 にもかかわらず、私にはなんだかよくわからないもの続出というありさま。なんだろうこれ?的な反応が出てしまう感じ。かといって、メッセージ性がわかり易い作品にはあまり興味がわかなかったし。まあ、これはあくまで私がこういうアートを読み取る力が不足しているということなわけですが、その一方で、アフリカやアフリカのアートの解説なしには理解しにくいくらい、やはり遠い存在でもあるのかなあ、と思ったりします(もちろん、気になった作品はいくつかありましたよ、一応)。要は、こういうことを繰り返していくことのほうが重要なんでしょうね。

 まるで別件ですが、久しぶりに行った森タワーの展望台(ていうか、必要なくてもセットになってますよね、なぜか)ですが、完全に1周して見ることができなくなってますね。ラウンジができてて。しかも1周してもう1回少し見ようとしたら、チケットを再提示しないといけない。後から、あれ必要なのか、と疑いました。たいしたことじゃないですけども。
posted by 行き先不詳 at 22:09| Comment(0) | TrackBack(1) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「プライスコレクション 若冲と江戸絵画展」

 東京国立博物館で展示中のプライスコレクションですが、8月27日までということで、ギリギリになってようやく行くことができました。平日のお昼時を狙ったんですが、それなりに人は多くてなかなか不自由しました。外国人の姿も結構見受けました。

 私はほぼ伊藤若冲と鈴木其一を目当てにしてました。若冲の紫陽花双鶏図や群鶴図など、凛とした佇まいといい、デフォルメ具合といい、色彩感覚といい、見ていて惚れ惚れします。やっぱりいいっすね、若冲って。
 もちろん、それ以外でも惹かれる絵は多く、この時代の絵をもっと見てみたくなりました。

 それから、コレクションの性格なのか知りませんが、日本画って結構ヘンな絵が多いんだなと思ったんですが、かわったモチーフの作品(私が勝手にそう思ってるだけですけど)がいろいろあるもんですね。

 最後のコーナーでは、照明の当て方を変えることによって見え方がかわるという企画が設けられています。ガラスで遮られておらず、少しづつ光の加減が変化していくことような具合。ここでも時間を使ったもんで、一通り見るのに予想よりも時間がかかりました。
posted by 行き先不詳 at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月22日

『チョコレートコスモス』


bk1 amazon

 これはかなり面白かったです。"恩田陸版ガラスの仮面"ということを聞いて期待した、さらに上をいく面白さ。これほど夢中になって読んだ小説は久しぶりなほどでした。

 無自覚な天才少女・佐々木飛鳥と人気と評価をすでに手にしている女優・東響子がそのまま北島マヤと姫川亜弓になるわけです。佐々木飛鳥のほうは、キャリアゼロにも関わらず、常軌を逸した才能をもっている。ただ、素人同然なので、それが本当に才能なのかは周りの人たちもすぐには判断できなかったりするわけです。

 東響子のほうは女優としての地位をある程度得ていて、しかしそれで満足しているわけではなく、女優としてのエゴが強烈な人で、その人物造型がとてもいいです。

 ある大きなオーディションへ向かってすべてが収斂するような展開ですが、そのオーディションの日に二人ははじめて出会うのです。果たしてそこでは何がおこるのか…。

 しかし、なんといっても天才が天才として否応なく認められていく過程というのはどうしてもわくわくしてしまいます。その才能の片鱗は目撃されて、それが後に伝説になるだろうことが予想され、効果的です。登場人物の配置も計算通りなんでしょう、ピッタリ決まってるなあという印象です。

 できることなら、さらにこの続きが読みたいものです。

posted by 行き先不詳 at 23:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「噂の男」

 パルコ劇場で上演中の「噂の男」、企画意図に脚本が福島三郎、演出にケラリーノ・サンドロヴィッチという対極の組み合わせというのがあるようなんですが、それよりもなによりも、橋本じゅん・橋本さとし・堺雅人・八嶋智人・山内圭哉というキャスティングの組み合わせ、これを見れば何を措いてもまずは見ておきたいというのが人情ではないですか。

 といいつつ、話は戻りますが、パンフレットに福島三郎とケラの二人がいかに対照的かというのを示すようなQ&Aがあるんですが(好きな映画とか漫画とか芸人とか)、ホントかよっ、ていうくらい分かりやすいほどの違いです。そんな二人で、作・演出という役割ではなく、潤色・ケラリーノ・サンドロヴィッチとなってるように、福島三郎のウェルメイドな脚本に手を入れて、いやーな話にしたみたいになってるようです。

 12年前に、人気のあった漫才コンビ・パンストキッチン(橋本じゅんと橋本さとし)のアキラ(橋本さとし)がボイラー事故で死んでしまったという出来事があって、12年前と現在を行ったり来たりしながら、その事故に至る流れで何が起きたのか、登場人物それぞれの二面性だとか秘密だとかが明らかになっていくストーリー。舞台は劇場の舞台のすぐ下にあるボイラー室で、芸人の稽古場だとか控え室的な場所になってます。

 堺雅人は12年前はパンストキッチンのマネージャーで現在は劇場の支配人、橋本じゅんは現在廃人同然のありさま、八嶋智人は現在のほうでボイラー技師として点検にやってくる、山内圭哉は現在人気が出はじめのお笑いピン芸人。他に、二人ほど漫才コンビとして登場します。それにしても、みんなそれなりにいやーな人物たちで、いいひと丸出しな人は出てきません。

 漫才の稽古をするパンストキッチンでは、本当に漫才をしていて、中川家の台本だということで、そこは前半最大の見所です。途中は暗い話も含みつつ、随所で笑いが入ります。そして、最後のほうはかなり陰惨な話になってます。ウェルメイドな要素はほぼ残ってないような気がします。
 
posted by 行き先不詳 at 01:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月21日

久しぶりの冠婚葬祭

 昨日、知り合いの結婚式に出席しました。

 それで、スーツを着ていったんですが、親戚なんかを除いても意外と男の服装が礼服率が高いことにちょっと驚きました。年齢層によっても多少違うとはいえ、それでもやはりスーツは少数派でした。

 だいたい私なんか白いネクタイもってないっすからねぇ。

 しかも、久しぶりに革靴を引っ張りだしてきたら(仕事で履かなくなって数年が経ってしまった)、軒並みカビがはえてて参ったのでした。
posted by 行き先不詳 at 00:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 埋め草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月20日

「1980」



 ケラリーノ・サンドロヴィッチ初監督作品ということになっております。2003年の作品です。文字通り1980年の話で、ジョン・レノンが昨日殺されたという会話があったりします。その「1980年」を、三姉妹を中心にした物語で描いたという感じです。

 三姉妹といっても、全員母親が違ってるんですが(母親たちは三人とも亡くなってる)、長女(犬山犬子←エンドロールではまだ漢字でした)は高校の教師で、夫(みのすけ)がノーパン喫茶に行ったことに怒って実家に戻ってきてる。次女(ともさかりえ)は引退した元B級アイドル。突然高校に教育実習生としてやってくる。極度の恋愛依存症で、教育実習初日で生徒(勝地涼)とも関係をもってしまうほど。三女(蒼井優)は高校生で自主映画に女優として出演するが、脱ぐシーンがあって、本当に脱ぐのか、という問題がある。
 それで、この三人とも同じ高校にいるんです(ちなみに、父親(串田和美)も校長としてこの高校にいます)が、こういう3人のそれぞれの問題が物語を動かしていきます。

 舞台俳優も含めて、かなりいろんなところに「おっ、あの人だ」的な登場があって、楽しいところです。それと、コメディ全開ではありませんが、ケラらしいと思わせるところは随所にあって、笑えます。
posted by 行き先不詳 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画・DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。