三軒茶屋のシアタートラムで観てきました。
テレビ東京の深夜ドラマ「週刊真木よう子」の何週か前の放送分が、「立川ドライブ」でした。脚本は、当然同じく赤堀雅秋。この回も、出色だなと思ったんですけど、それだけに、舞台のほうとどう違うんだろうという関心がありました。
極めて単純にまとめちゃうと、キャバレーの客がストーカー化して行き着くところに行ってしまう話です。プロローグとして、ふたりの死体が提示され、そこから、269日(だったかな)前にさかのぼり、徐々にプロローグのシーンへと向かっていくのです。
ストーカーになっちゃうのは、交番勤務の警察官です。のめり込んで、自分がただの客ではないと思い込み、しだいに暴走してしまいます。狂気を思わせるまでにエスカレートするところが迫真の演技で、とても不気味で怖いです。
キャバレーのホステスをしている洋子のほうは、同棲している男がいるのですが、最近はうまくいってない。キャバレーでバイトしてることも許していません。キャバレーで働いていますが、ごくふつうの女性として描かれています。
終盤に、オペラをバックに洋子がたたずんで、その周りを登場人物たちが歩いてるシーンの孤立感が強烈に印象的でした。
警察官が赤堀雅秋、洋子が坂井真紀ですが、ドラマのほうでは、正名僕蔵と真木よう子でした。どちらもよかったのですが、ドラマのほうでは洋子がどう思ってるかに含みがあって突き放してない、だからこその切なさを感じました。
とにもかくにも、これはすごい作品だと思います。
作・演出 赤堀雅秋
出演 坂井真紀 赤堀雅秋 野中隆光 萩原利映 多門勝 児玉貴志 滝沢恵 黒田大輔 梨木智香 吉牟田眞奈 長尾長幸 日比大介


