2011年11月15日

「猿の惑星:創世記」

 猿の惑星そのものはシリーズ第1作のみをかなり前に観たのみで、結構忘れちゃってるのと、言われるほどラストに衝撃を覚えたという記憶もないところです。

 でも、本作は面白そうだよなぁとは思わせる予告篇でした。で、実際観たら、まずまず面白かった。冒頭からスピーディーな展開で、ストーリーを追いながらも、いろいろと考えを巡らしながら興味深く観てました。後半のアクションと、類人猿の表情なんかが、大きな見所かなと思います。

 この作品では、人間の科学技術に対してバベルの塔的なペナルティが下されたという印象を受けないのは、主人公のウィル(ジェームズ・フランコ)の人物造形と距離感によるのかなと思います。キャラクターの作り込み方として、これでいいのかと感じるところもあれば、この中途半端さこそが教訓じみるのを回避している部分でもあるとも思ったり。ちょっと整理がつかないんですけど、ここが違ってるとかなり色合いが鮮明になったのかなと想像します。

 それと、人類視点で考えるのか、類人猿に肩入れするのかというところでも、必ずしもどっちつかずだと私には感じられたのはよかったのですが、類人猿が立ち上がることにカタルシスを得るような物語になっていたら、それはそれでアガったと思います。
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ホチキス「砂利塚アンリミテッド」

 はじまって早々に除霊を営む一家みたいな設定だとわかって、かなりハジケたものになるんだろうと予想したら、思いのほかオーソドックスな展開で、ふつうに面白かったです。そういう意味では、もっとハジケても全然受け止める用意はできてました。

 現実的でない設定を持ち込みながらも家族の絆が描かれ、過去の清算を済まして前へ進む物語になってました。
 
 私が聞き落としていたかもしれませんが、市役所の人はラストから逆算すると、悪霊に憑かれる前とのキャラの一貫性に疑いが出て、そこは理解できなかったところです。

 作・演出 米山和仁 
 出演 加藤敦 小玉久仁子 津留崎夏子 村上直子 村上誠基 齋藤陽介 山本洋輔 なしお成 小野哲史 森牟田大吾 星野祐介 齊藤美和子
 10月9日昼
 王子小劇場
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2011年11月14日

ろりえ「三鷹の化け物」

 MITAKA"Next"Selectionの1本でした。随所にツッコミをいれたくなるようなところがあって、それも含めて楽しんで観てました。スケールが大きいというか、なんじゃこりゃとあきれるというか。出演者の数といい、美術に金がかかってることといい、これで2,800円とは安いなと思った次第。

 脚本・演出 奥山雄太
 出演 梅舟惟永 斎藤加奈子 志水衿子 徳橋みのり 安藤理樹 大山雄史 岡野康弘 尾倉ケント 久保貫太郎 後藤剛範 櫻井竜 佐藤航太 高木健 田島慶太 中村梨那 長瀬みなみ 松原一郎 松下伸二 本山歩 横山翔一
 10月8日昼
 三鷹市芸術文化センター 星のホール
posted by 行き先不詳 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ゴジゲン「極めてやわらかい道」

 10月6日夜に観ました。駅前劇場にて。正直なところ、異様な設定と展開になじめずに終わってしまった感があります。病んでるし、変態的でもあって、引いた人は最初っからダメだったのでは。そのヘンさは相当だったので、それはそれで興味深いものはあったんですけど。

 作・演出 松居大悟
 出演 辻修 村上航 目次立樹 東迎昂史郎 川島潤哉 吉田亮 野中隆光 松居大悟
posted by 行き先不詳 at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月05日

演劇集団円「ウェアハウス circle」

 鈴木勝秀がエドワード・オールビー「動物園物語」をベースにライフワーク的に作ってきたシリーズのストレートプレイ版ということらしいんですが、ほぼ予備知識なく観ました。

 暗唱サークルに来ている男(金田明夫)と闖入者の謎の男(橋爪功)のやり取りが見所になっているのですが、はじめはとぼけた味わいで、時折不穏な気配を見せ、しだいにボルテージがあがっていく展開に惹き込まれます。

 金田明夫の役はこれまで暗唱をせずにいたのを、はじめてサークルのメンバーに披露する場面があるのですが、私にはアレン・ギンズバーグの詩そのもののよさは分かってないのですが、朗読そのものは迫力があって、素晴らしかったです。そして、何より橋爪功の自在さに打たれました。

 構成・演出 鈴木勝秀
 出演 橋爪功 金田明夫 高間智子 伊藤昌一 小久保丈二 佐藤銀平 近松孝丞 坂田真裕子
 10月6日昼
 シアタートラム
posted by 行き先不詳 at 23:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高野和明『ジェノサイド』

 今年のエンタメ小説でおそらく最大の話題作ですね。実際、すっごく面白くて、途中から止められなくなるというパターンに陥りました。しかも、これを読み終わってから「猿の惑星 創世記」を観てるのですが、題材として、こちらのほうによりスケールの大きさを感じて、多少色褪せて見えたほど。
posted by 行き先不詳 at 22:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「モテキ」

 これ観たの10月の映画の日ということで、気がつけば1ヶ月以上経っちゃいました。でも、今でもまだやってるようですから、かなりのヒットなんでしょう。

 深夜ドラマ版の初回ですでに大興奮したくらいにドラマは好きだったのですが、その後に手を付けた原作マンガはあんまりハマらなくて2巻が積ん読になってる私です。

 個人的にドラマの映画化というのは、あまり食指が伸びません。ドラマより映画のほうが上って言われてるみたいで白けるところがあるから。そんな私ですが、モテキについては観てみたい気分が持続しました。映画公開に向けての盛り上がりにお祭り感があったからでしょうか。よく分かりませんが。

 あとは箇条書き的に。
 ・観客の客層がかなり幅広く、果たして大丈夫なのかと、それはそれで心配になりました。
 ・たとえばTENGAって一般常識になってないという私の認識ですが、そういう分かる人にしか分からない部分は多いような気が。
 ・藤本幸世的な面を持ち合わせているかどうかで、突き刺さり方が大いに違うなぁと。
 ・ドラマのフォーマットに合わせて4人の女優を配置していますが、本来的な意味でのモテキからはちょっと外れてます。2時間程度の枠ということと、続編ということを考え合わせれば、仕方ないのかもしれませんが。
 ・趣味が合うほうが性格とかより重視してる藤本。土井亜紀もいつかちゃんも趣味から入ってました。他者とのつき合い方ということで考えれば、成長をする/しないという視点をここに持ち込むべきかもしれず、映画のラストシーンはここに大いに影響してきます。
 ・先日の舞台「クレイジーハニー」といい、本作といい、長澤まさみの魅力再発見でありました。
 ・音楽をもっと聴きたくなりました。
posted by 行き先不詳 at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする