今のところ終わった連ドラを一言ずつ。最後まで観てたのは「名探偵の掟」「白い春」「スマイル」「BOSS」「ぼくの妹」でした。あと、「魔女裁判」と「Mr.Brain」はまだ続いてるということで。
「名探偵の掟」は、原作をかなり以前に読んだので、違いがわかってませんが、おそらく映像化したことによって、ヘンなことになっちゃってるんじゃないかと想像してます。
メタ構造を取ってますが、どういうレイヤーで登場人物たちが動いているのか、一貫性の見えない世界観です。あの小部屋に行くシーン以外では、ちゃんとミステリーの掟に乗っ取った言動が展開されるとか、ある視点からはちゃんとしたミステリーになってないとおかしいです。
私の想像では、そもそも「本格ミステリー」という言葉じたいがそれほど一般的に共有されてないんじゃないかという気がしてます。
とはいいつつも、「時効警察」や「33分探偵」と同じ流れで、ミステリーというフォーマットの中で遊びまくってるユルいコメディとしてかなり楽しみました。松田翔太と香椎由宇ともに、あんまりコメディのイメージがなかったですけどハマってたように感じます。
「白い春」は、ラストを除けば劇的な展開を排したところが、かえってよかったと感じました。白石美帆の存在がちょっと不思議ですがあんまり説明しないまま進むところや、阿部寛が吉高由里子、遠藤雄弥といっしょに暮らすところなど、その擬似家族的なあり方が興味深いところです。
ただ、消えた800万円を途中追求しないのは、不自然に過ぎると思えました。最後に取っておきたかったということなんでしょうけど。
「スマイル」は、個人的には今期の中で一番でした。
主要な登場人物である、早川ビト(松本潤)、三島花(新垣結衣)、伊東一馬(中井貴一)の3人が、それぞれ偏見にさらされる生い立ちがあって、それぞれの対処の仕方も違ったりもしています。しかし、3人の出会いが、それぞれの生き方を変えていくことにもなっていくのでした。
なんといっても、中井貴一は全く素晴らしいです。法廷劇としての面白さは、中井貴一によるところが大きかったです。
ドラマ的には林誠司(小栗旬)と北川検事(甲本雅裕)の人物造形が面白かったです。
最後の2回の脚本のクレジットが宅間孝行から篠崎絵里子に変更になっていた理由がたいへん気になります。
「BOSS」は、視聴者をだますところにこだわったドラマのような趣きです。最後にあんなプランをもっていたとは油断していました。はじめのうち、個性的なキャラクターの使い方や、事件の解決方法などにツッコミどころが多いと思って、個人的には低評価でしたが、後半になって評価が改まりました。
「ぼくの妹」は、私の目には迷走してるように映ってました。1話のラストには驚かされましたが、それはいい驚きだったんですよね。それがだんだんいったいこのドラマはどこへ向かっているんだ感が強くなっていきました。ただ、最後まで見届けたのは、不思議な味わいがあったからです。
2009年06月28日
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