2010年07月19日

モダンスイマーズ「真夏の迷光とサイコ」

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 前日の「エネミイ」が個人的にはかなり好評だったので、同じ蓬莱竜太の作ともなれば、期待は高まりましたが、作品としての色合いはずいぶん違ってます。昨日の昼公演を観てきました。

 全面ガラス張りの屋敷に住む車椅子の女性(YOU)は、財閥の経営者だった親が事故で亡くなり金だけはいくらでもあるという境遇。わざわざ近隣から見えるようにして、執事やコック、医師のほか、彼氏役の男なんかも雇って、自分で付けた名前で呼んでいます。それから、その女性の弟がいて、彼は自分の出自に頼らず作家として名を挙げたいと考えているものの、なかなかうまくいきません。その弟が久しぶりに連絡を取ってきました。

 姉と弟のふたりが、同じ舞台上で交互にハッキリとした切り替えでもない形で場面転換が行われ、幻想的にも感じられるような見せ方で進行していきます。そこが仕掛けとして機能しているんでしょうが、わかりにくいところでもあり、おそらく、ちゃんとした話の構造を私は理解してないんじゃないかという気がしてます。

 空間の使い方や、生音を使用した音楽なども特徴的ではありますが、物語としては退屈であまり面白いとは思えませんでした。唯一、ピエールと呼ばれるコック(西條義将)が方言丸出しの素朴な男で、楽しかったところです。


 作・演出 蓬莱竜太
 出演 YOU 小椋毅 古山憲太郎 西條義将 古川悦史 松山愛佳 岡野真那美 山田貴之
 青山円形劇場にて 
posted by 行き先不詳 at 19:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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