2011年03月05日

長嶋有『祝福』

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 著者の作品は久しぶりになっちゃいました。一時、デビューから順番に読もうとしてたのに、中断したままとなっています。今回は、最新作を手に取ってみました。

 昨年12月の刊行ですが、デビュー10周年で第10作となる作品だそうで、10篇からなる短篇集です。気に入ったところでは「丹下」「噛みながら」「祝福」といったところ。

 この中では、最も事件らしい事件が起こるのが「噛みながら」。銀行強盗に遭いながら、その場で起こることなどに触発されて甦る昔の出来事にまつわる記憶が語られ、しかも緊迫した状況と並行して進んでいくところが、面白かったです。

 技巧的だなと感じるものが多かったですが、いかにも技巧を凝らしたというものではなくて、実験的とかトンガッてるという印象はありません。題材が身近なところも受け入れやすいでしょうし、読みやすいです。
posted by 行き先不詳 at 11:28| Comment(0) | TrackBack(1) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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「祝福」長島有
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