2007年11月20日

桜庭一樹『私の男』

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 桜庭一樹の新作に、私、圧倒されました。
 ところが、この作品の魅力がどこにあるのかよくわかっていません。
 物語は、24歳で結婚する腐野花(くさりのはな)と父・淳悟との関係を、語り手を変えながら、時間を遡って、節目となる瞬間を捉えながら描きます。
 禁断の愛とか背徳のにおい、そこにある甘美さなどの言葉が浮かびますが、それらは作品の魅力そのものを説明してはいないようにも思えるのです。
 文藝春秋のHPには、皆川博子の書評が載っていて、『嵐が丘』の直系、という切り口で書いているのですが、私はそれを読んで、あぁ、古典たりうるような力をもっている小説なんだな、と思いました。それでは、もちろん、魅力を探り当ててはいないことに違いないのですが…。
posted by 行き先不詳 at 00:04| Comment(0) | TrackBack(3) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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