2014年08月03日

「母に欲す」

 パルコ劇場と三浦大輔ということでは「裏切りの街」以来で、その時は今回よりもずっと違和感がある組み合わせにも思えたことを思い出します。

 本作は、峯田和伸と池松壮亮が兄弟役で、母親が亡くなった直後に父親(田口トモロヲ)が家に女性を連れてきてっていうことの戸惑いと反発から、母への思慕や母性への依存が描かれていきます。

 冒頭、東京で一人暮らしをしている兄が部屋で気怠く寝ていて、電話にも出ていなかったところ、その間に、母親が病気に倒れ、亡くなり、通夜も終わっていた、というダメさ加減のリアルさが、まず三浦大輔らしいところですが、ここから実家に戻って弟との衝突を経て懺悔する第1幕は緊張感、緊迫感が素晴らしく、見応えがあるところです。

 これが、第2幕では一転してコミカルな要素が強まって、笑いが頻繁に起こるように変わってました。第2幕で、言わば新しい母親として女性(片岡礼子)が家事をするようになっているのですが、息子たちの反応も面白おかしい空気になっています。また、兄が自分のダメさを悔いていることに、そのことを引き受けつつ、前へ向かう着地を見せるように、いい話になっているところもこれまでの三浦大輔とは違う、という印象を与えます。

 第1幕の兄弟喧嘩の場面が強烈で白眉と言えますが、第2幕の新しい母親として認めないために、食事をうまそうに食べないようにしようと打ち合わせるところも苦笑的に面白かったですし、急に着てるものを洗濯するからとその場でするすると脱がされる、分かりやすいコメディ的展開もバカバカしくて笑えました。

 約3時間の上演時間ですが、正直、最初のうちは長いと思うところもあるものの、後半は気にならなかったところです。中心のテーマである母への思いという部分では、イマイチよく分からなかったというのが、率直な感想です。

作・演出 三浦大輔
出演 峯田和伸 池松壮亮 土村芳 米村亮太朗 古澤裕介 片岡礼子 田口トモロヲ
7月20日昼 パルコ劇場 
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シス・カンパニー公演「抜目のない未亡人」

 ゴルドーニというイタリアの喜劇作家ということですが、私は今回はじめて知りました。ただ、その戯曲に三谷幸喜がかなり手を入れていて、現代のヴェネツィア映画祭に設定を移したという企画です。また、意外でしたが、大竹しのぶとの組み合わせがお初だとのこと。

 伝説の女優に4人の映画監督が自作への出演依頼をする中で起こるドタバタなコメディです。4人が段田安則(イタリア)、岡本健一(フランス)、中川晃教(イギリス)、高橋克実(スペイン)の4人でそれぞれのお国柄も表れていたりもします。三谷幸喜自身が言うようにバカバカしくて後に何も残らない、終わった後で間違っても感動することがないようなコメディでした。それ自体はいいとは思うんですけど、それにしても豪華なキャスティングで、ちょっともったいないと感じてしまうのが正直なところでした。

 主演の大竹しのぶのほか、中川晃教が印象に残ってます。また、狂言回しの八嶋智人のほか、高橋克実、浅野和之、段田安則あたりは楽しいに決まっている組み合わせが鉄板でした。

原作 カルロ・ゴルドーニ
上演台本・演出 三谷幸喜
出演 大竹しのぶ 岡本健一 木村佳乃 中川晃教 高橋克実 段田安則 浅野和之 八嶋智人 峯村リエ 遠山俊也 春海四方 小野武彦
7月13日昼 新国立劇場 中劇場
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ハイバイ「おとこたち」

 4人の男友だちを中心に、20代から老後に至るまでを大河ドラマ的に描いています。対象に対する距離感から、シリアスなところもおかしみを誘うのはいつもながら。でも、その先に、長い年月を俯瞰した時に感じる虚無感が意識されたのと、報われなさとか寂しさ、哀しさがあって、結構観ていてツラいというか、響くものがありました。

 冒頭の老人ホームの導入もよかったし、その後もいくつかの場面が強く印象に残ったり、笑えたり。主役といえる菅原永二と平原テツがとりわけ好演していました。

作・演出 岩井秀人
出演 菅原永二 平原テツ 岡部たかし 用松亮 安藤聖 永井若葉 岩井秀人
7月12日夜 東京芸術劇場シアターイースト
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「太陽2068」

 イキウメの「太陽」を一部、改訂していますが、基本的に同じ話。豪華なキャストが見所になっちゃうところはありますが、綾野剛は子どもっぽいくらいに若くて天真爛漫なキャラを演じてハマってました。ほかに、六平直政も存在感がありました。
 2回観ましたが、2回目は立ち見でした。前田敦子の役の存在感は2回目の方が大きく思えたくらいに、よくなってたというのが個人的な印象です。

作 前川知大
演出 蜷川幸雄
出演 綾野剛 成宮寛貴 前田敦子 中嶋朋子 大石継太 横田栄司 内田健司 山崎一 六平直政 伊藤蘭
7月9日夜、7月27日昼 シアターコクーン
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2014年08月02日

青☆組「星の結び目」

 時間堂で上演された戯曲を自身の劇団により上演です。昭和初期の頃も含めた空気感を出してて、時間を遡っていくことの効果もあいまって、零落する哀愁を包み込むような美しさがありました。
 あと、ハイリンドの多根周作が、俳優としての活動休止を発表していて、これが最後になるかもしれないようだったのが残念なところです。

作・演出 吉田小夏
出演 荒井志郎 福寿奈央 藤川修二 大西玲子
   小瀧万梨子 渋谷はるか 吉田久美 代田正彦 多根周作 西村壮悟 村上哲也
7月9日 昼
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2014年07月21日

4月〜6月に観た舞台

ハイリンド「きゅうりの花」
作 土田英生
演出 扇田拓也
出演 伊原農 枝元萌 多根周作 はざまみゆき 宮内勇輝 白州本樹 山口森広
4月4日夜 小劇場B1

アマヤドリ「ぬれぎぬ」
作・演出 広田淳一
出演 笠井里美 松下仁 糸山和則 渡邉圭介 小角まや 榊菜津美 中村早香
4月12日昼 シアター風姿花伝

虚構の劇団「グローブ・ジャングル」
作・演出 鴻上尚史
出演 小沢道成 小野川晶 杉浦一輝 三上陽永 渡辺芳博 塚本翔大 森田ひかり 木村美月 オレノグラフィティ 根本宗子
4月12日夜 座・高円寺1

シベリア少女鉄道「あのっ、先輩…ちょっとお話が……ダメ!だってこんなのって…迷惑ですよね?」
作・演出 土屋亮一
出演 篠塚茜 川田智美 加藤雅人 小関えりか 岸茉莉 雨宮生成 竹岡常吉
4月19日昼 座・高円寺1

劇団☆新感線「いのうえ歌舞伎 蒼の乱」
作 中島かずき
演出 いのうえひでのり
出演 天海祐希 松山ケンイチ 早乙女太一 梶原善 森奈みはる 粟根まこと 高田聖子 橋本じゅん 平幹二朗 ほか
4月19日夜 東急シアターオーブ

「鳳凰祭四月大歌舞伎」
一 一條大蔵譚〜檜垣、奥殿〜
二 女伊達
三 梅雨小袖昔八丈〜髪結新三〜
4月20日夜 歌舞伎座

「酒と涙とジキルとハイド」
作・演出 三谷幸喜
出演 片岡愛之助 優香 藤井隆 迫田孝也
4月26日夜 東京芸術劇場プレイハウス

ナイロン100℃「パン屋文六の思案〜続・岸田國士一幕劇コレクション」
作 岸田國士
潤色・構成・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演 みのすけ 松永玲子 村岡希美 長田奈麻 新谷真弓 安澤千草 廣川三憲 藤田秀世 吉増裕士 眼鏡太郎 猪俣三四郎 水野小論 伊与勢我無 菊池明明 森田甘路 木乃江祐希 萩原聖人 緒川たまき 小野ゆり子 志賀廣太郎
5月3日昼 青山円形劇場

U−1グランプリ「ジョビジョバ」
共同脚本・共同演出 福田雄一、マギー
出演 石倉力 木下明水 坂田聡 長谷川朝晴 六角慎司 マギー 福田雄一
5月3日夜 赤坂/RED THEATER

「わたしを離さないで」
原作 カズオ・イシグロ
脚本 倉持裕
演出 蜷川幸雄
出演 多部未華子 三浦涼介 木村文乃 床嶋佳子 銀粉蝶 ほか
5月10日夜 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール

シス・カンパニー公演「ロンサム・ウェスト」
作 マーティン・マクドナー
演出 小川絵梨子
出演 堤真一 瑛太 木下あかり 北村有起哉
5月17日昼 新国立劇場 小劇場

「殺風景」
作・演出 赤堀雅秋
出演 八乙女光 大倉孝二 荻野目慶子 江口のりこ 近藤公園 大和田美帆 尾上寛之 太賀 福田転球 駒木根隆介 安藤聖 キムラ緑子 西岡徳馬
5月17日夜 シアターコクーン

パラドックス定数「昭和レストレイション」
作・演出 野木萌葱 
出演 植村宏司 西原誠吾 井内勇希 生津徹 堀靖明 小野ゆたか 近藤芳正
5月25日昼 三鷹市芸術文化センター 星のホール

イキウメ「関数ドミノ」
作・演出 前川知大
出演 安井順平 浜田信也 大窪人衛 森下創 伊勢佳世 吉田蒼 新倉ケンタ 盛隆二 岩本幸子
5月31日夜、6月6日夜 シアタートラム

「ビッグ・フェラー」
作 リチャード・ビーン
演出 森新太郎
出演 内野聖陽 浦井健治 明星真由美 町田マリー 黒田大輔 小林勝也 成河
6月7日夜 世田谷パブリックシアター

平田オリザ・演劇展「忠臣蔵・武士編」
作・演出 平田オリザ
出演 大竹直 梅津忠 河村竜也 島田曜蔵 山本雅幸 前原瑞樹 大塚洋
6月8日夕 こまばアゴラ劇場

コクーン歌舞伎「三人吉三」
作 河竹黙阿弥
演出 串田和美
出演 中村勘九郎 中村七之助 尾上松也 坂東新悟 中村鶴松 真那胡敬二 大森博史 笈田ヨシ 笹野高史 片岡亀蔵
6月14日夜 シアターコクーン

青山円劇カウンシルファイナル「赤鬼」
作 野田秀樹
演出 中屋敷法仁
出演 黒木華 柄本時生 玉置玲央 小野寺修二
6月15日昼 青山円形劇場

FUKAIPRODUCE羽衣「耳のトンネル」
作・演出 糸井幸之介
出演 深井順子 日高啓介 鯉和鮎美 高橋義和 澤田慎司 伊藤昌子 西田夏奈子 金子岳憲 並木秀介 加藤律 幸田尚子 内田慈 Sun!! 枡野浩一
6月19日昼 吉祥寺シアター

「十九歳のジェイコブ」
原作 中上健次
脚本 松井周
演出 松本雄吉
出演 石田卓也 松下洸平 横田美紀 奥村佳恵 石田圭祐 有園芳記 西牟田恵 中野英樹 松角洋平 酒井和哉 山口恵子 新部聖子
6月28日夜 新国立劇場 小劇場
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2014年07月06日

1月〜3月に観た舞台

クロムモリブデン「曲がるカーブ」
作・演出 青木秀樹
1月11日 赤坂RED/THEATER


アル☆カンパニー「失望のむこうがわ」
作・演出 三浦大輔
出演 平田満 井上加奈子 平原テツ
2月18日 SPACE雑遊


「国民の映画」
作・演出 三谷幸喜
出演 小日向文世 段田安則 渡辺徹 吉田羊 シルビア・グラブ 新妻聖子 今井朋彦 小林隆 平岳大 秋元才加 小林勝也 風間杜夫
2月22日 パルコ劇場


マームとジプシー「マームとだれかさん・よにんめ 穂村弘さん(歌人)とジプシー」
テキスト 穂村弘、藤田貴大
演出 藤田貴大
出演 青柳いづみ
3月2日 VACANT


3月歌舞伎公演「菅原伝授手習鑑〜車引/處女翫浮名横櫛〜切られお富」
3月9日 国立劇場 大劇場


「おそるべき親たち」
作 ジャン・コクトー
翻訳・台本 木内宏昌
演出 熊林弘高
出演 佐藤オリエ 中嶋朋子 満島真之介 中嶋しゅう 麻実れい
3月15日 東京芸術劇場シアターウエスト


サンプル「シフト」
作・演出 松井周
3月15日 東京芸術劇場シアターイースト


スーパー歌舞伎U「空ヲ刻ム者」
作・演出 前川知大
出演 市川猿之助 佐々木蔵之介 福士誠治 浅野和之 市川右近 市川笑也 市川笑三郎 市川寿猿 市川弘太郎 市川春猿 市川猿弥 市川門之助
3月18日 新橋演舞場


遊園地再生事業団プロデュース「ヒネミの商人」
作・演出 宮沢章夫
出演 中村ゆうじ 宮川賢 片岡礼子 ノゾエ征爾 笠木泉 上村聡 佐々木幸子 牛尾聖子 山村麻由美
3月22日 座・高円寺1


青年団若手公演+こまばアゴラ演劇学校“無隣館”修了公演「S高原から」
作・演出 平田オリザ
3月23日 こまばアゴラ劇場


パルコ・プロデュース“ねずみの三銃士”「万獣こわい」
作 宮藤官九郎
演出 河原雅彦
出演 生瀬勝久 池田成志 古田新太 小池栄子 夏帆 小松和重
3月25日 パルコ劇場


「幽霊」
作 イプセン
演出 森新太郎
出演 安蘭けい 忍成修吾 吉見一豊 松岡茉優 阿藤快
3月29日 シアターコクーン


 私としては、ずっと敬遠していた歌舞伎を観たことが一番大きかったです。前川知大さんが作・演出したスーパー歌舞伎を観る前に、ほんまもんを体験しておこうということで行きました。予習を軽くした程度なので、理解は不十分でしたが、そこそこ楽しめたので、少なくとも敷居の高さがだいぶ低くなったのでした。
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2014年01月02日

10月〜12月末に観た舞台

「ムサシ ロンドン・NYバージョン」
作 井上ひさし 演出 蜷川幸雄
出演 藤原竜也 溝端淳平 鈴木杏 六平直政 吉田鋼太郎 白石加代子
10月6日 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール

DULL-COLORED POP「最後の精神分析 フロイトVSルイス」
作 マーク・セント・ジャーメイン 演出 谷賢一
出演 石丸幹二 木場勝己
10月12日 日暮里d−倉庫

「ロスト・イン・ヨンカーズ」
作 ニール・サイモン 上演台本・演出 三谷幸喜
出演 中谷美紀 松岡昌宏 小林隆 浅利陽介 入江甚儀 長野里美 草笛光子
10月12日 パルコ劇場

「SEX,LOVE&DEATH ケラリーノ・サンドロヴィッチ短編三作によるオムニバス」
作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ+ナイロン100℃
出演 猪俣三四郎 水野小論 伊与勢我無 小園茉奈 白石廿日 菊池明明 森田甘路 木乃江祐希 眼鏡太郎 大石将弘 須貝英 福原冠 藤井咲有里 森本華 吉牟田眞奈
10月19日 ザ・スズナリ

NODA・MAP「MIWA」
作・演出 野田秀樹
出演 宮沢りえ 瑛太 井上真央 小出恵介 浦井健治 青木さやか 池田成志 野田秀樹 古田新太
10月20日 東京芸術劇場 プレイハウス

鳥公園「カンロ」
10月26日 三鷹市芸術文化センター 星のホール

アマヤドリ「太陽とサヨナラ」
10月26日 吉祥寺シアター

華のん企画プロデュース「三人姉妹」
作 アントン・チェーホフ 演出 山崎清介
出演 竹下明子 伊沢磨紀 福井貴一 板倉佳司 戸谷昌弘 佐藤あかり 若松力 加藤記生 北川響 吉田妙子 山崎清介
10月27日 あうるすぽっと

こまつ座「イーハトーボの劇列車」
作 井上ひさし 演出 鵜山仁
出演 井上芳雄 辻萬長 大和田美帆 みのすけ 木野花 ほか
11月9日 紀伊國屋サザンシアター

イキウメ「片鱗」
11月16日 青山円形劇場

青年団「もう風も吹かない」
11月17日 吉祥寺シアター

M&O playsプロデュース「ライクドロシー」
作・演出 倉持裕
出演 長澤まさみ 高橋一生 片桐仁 塚地武雅 川口覚 竹口龍茶 吉川純広 銀粉蝶
11月17日 本多劇場

サンプル「永い遠足」
11月22日 にしすがも創造舎

パラドックス定数「殺戮十七音」
11月23日 荻窪小劇場

「鉈切り丸」
脚本 青木豪 演出 いのうえひでのり
出演 森田剛 成海璃子 秋山菜津子 渡辺いっけい 千葉哲也 山内圭哉 木村了 須賀健太 宮地雅子 麻実れい 若村麻由美 生瀬勝久 ほか
11月24日 東急シアターオーブ

劇団ホチキス「天才高校 デスペラード」
11月29日 サンモールスタジオ

マームとジプシー「モモノパノラマ」
11月30日 神奈川芸術劇場

城山羊の会「身の引きしまる思い」
12月7日 三鷹市芸術文化センター 星のホール

ブラジル「性病はなによりの証拠」
12月7日 王子小劇場

大パルコ人2 バカロックオペラバカ「高校中パニック!小激突!!」
作・演出 宮藤官九郎
出演 佐藤隆太 勝地涼 永山絢斗 川島海荷 三宅弘城 皆川猿時 少路勇介 よーかいくん 宮藤官九郎 坂井真紀
12月11日 パルコ劇場

劇団競泳水着「Romantic LOVE?」
12月21日 サンモールスタジオ

シス・カンパニー公演「グッドバイ」
作 北村想 演出 寺十吾
出演 段田安則 蒼井優 柄本佑 半海一晃 山崎ハコ 高橋克実
12月21日 シアタートラム

シス・カンパニー公演「声」
作 ジャン・コクトー 演出 三谷幸喜
出演 鈴木京香 スパイラルホール

劇団チョコレートケーキ「治天ノ君」
12月22日 駅前劇場

「マクベス」
作 W・シェイクスピア 演出 長塚圭史
出演 堤真一 常盤貴子 白井晃 小松和重 江口のりこ 横田栄司 市川しんぺー 池谷のぶえ 平田敦子 玉置孝匡 福田転球 斉藤直樹 山下禎啓 中嶋しゅう 三田和代 風間杜夫 ほか
12月28日 シアターコクーン

DULL-COLORED POP「アクアリウム」
12月29日 シアター風姿花伝
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7月〜9月末に観た舞台

シベリア少女鉄道「遙か遠く同じ空の下で君に贈る声援 2013」
7月13日 王子小劇場

「盲導犬 澁澤龍彦「犬狼都市」より」
作 唐十郎 演出 蜷川幸雄
出演 古田新太 宮沢りえ 小出恵介 木場勝己 ほか
7月13日 シアターコクーン

「ストリッパー物語」
作 つかこうへい 演出 三浦大輔
出演 リリー・フランキー 渡辺真起子 渋川清彦 安藤聖 古澤裕介 新田めぐみ 米村亮太朗 門脇麦 でんでん
7月14日 東京芸術劇場 シアターイースト

FUKAIPRODUCE羽衣「Still on a roll」
7月19日 こまばアゴラ劇場

あひるなんちゃら「ライクアプラスチック」
7月20日 ザ・スズナリ

カタルシツ「地下室の手記」
脚本・演出 前川知大
出演 安井順平 小野ゆり子
7月28日 赤坂RED/THEATER

「春琴」
演出 サイモン・マクバーニー
出演 深津絵里 成河 笈田ヨシ 立石涼子 内田淳子 麻生花帆 望月康代 瑞木健太郎 高田恵篤 本條秀太郎(三味線)
8月3日 世田谷パブリックシアター

東京03「露骨中の露骨」
8月4日 東京芸術劇場 プレイハウス

「小野寺の弟・小野寺の姉」
作・演出 西田征史
出演 片桐はいり 向井理 木南晴夏 野村周平 森谷ふみ 平田敦子 片桐仁 山内圭哉 ユースケ・サンタマリア
8月10日 天王洲 銀河劇場

こまつ座「頭痛肩こり樋口一葉」
作 井上ひさし 演出 栗山民也
出演 小泉今日子 三田和代 熊谷真実 愛華みれ 深谷美歩 若村麻由美
8月10日 紀伊國屋サザンシアター

柿喰う客 女体シェイクスピア004「失禁リア王」
9月7日 吉祥寺シアター

M&O playsプロデュース「悪霊 下女の恋」
作・演出 松尾スズキ
出演 三宅弘城 賀来賢人 平岩紙 広岡由里子
9月7日 本多劇場

葛河思潮社「冒した者」
脚本 三好十郎 演出 長塚圭史
出演 田中哲司 松田龍平 松雪泰子 長塚圭史 江口のりこ 尾上寛之 桑原裕子 木下あかり 中村まこと 吉見一豊
9月8日 神奈川芸術劇場 大スタジオ

風琴工房「hedge」
9月15日 ザ・スズナリ

悪い芝居「春よ行くな」
9月15日 駅前劇場

劇団、本谷有希子「ぬるい毒」
原作 本谷有希子 脚本・演出 吉田大八
出演 夏菜 池松壮亮 板橋駿谷 札内幸太 新倉健太 高橋周平 石井舞 一瀬麻衣子 井端珠里 川村紗也
9月20日 紀伊國屋ホール

「ヴェニスの商人」
作 W・シェイクスピア 演出 蜷川幸雄
出演 市川猿之助 中村倫也 横田栄司 大野拓朗 間宮啓行 石井愃一 高橋克実 ほか
9月21日 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール

キリンバズウカ「マチワビ」
9月21日 東京芸術劇場 シアターイースト

ヨーロッパ企画「建てましにつぐ建てましポルカ」
9月22日 本多劇場

シス・カンパニー公演「かもめ」
作 アントン・チェーホフ 上演台本・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演 生田斗真 蒼井優 山崎一 梅沢昌代 中山祐一朗 西尾まり 浅野和之 小野武彦 野村萬斎 大竹しのぶ
9月25日 シアターコクーン
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2014年01月01日

4月〜6月末に観た舞台

テアトル・ド・アナール「従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインがブルシーロフ攻勢の夜に弾丸の雨降り注ぐ哨戒塔の上で辿り着いた最後の一行─およそ語り 得るものについては明晰に語られ得る/しかし語り得ぬことについて人は沈黙せねばならないという言葉により何を殺し何を生きようと祈ったのか?という語り 得ずただ示されるのみの事実にまつわる物語」
作・演出 谷賢一
出演 山崎彬 井上裕朗 伊勢谷能宣 西村壮悟 榊原毅 
4月6日 こまばアゴラ劇場

「木の上の軍隊」
原案 井上ひさし 作 蓬莱竜太 演出 栗山民也
出演 藤原竜也 山西惇 片平なぎさ
4月6日 シアターコクーン

シティボーイズミックスPRESENTS「西瓜割りの棒、あなたたちの春に、桜の下ではじめる準備を」
作・演出 宮沢章夫
出演 大竹まこと きたろう 斉木しげる 中村有志 いとうせいこう 戌井昭人 笠井泉
4月13日 世田谷パブリックシアター

「ゴドーは待たれながら」
作 いとうせいこう 演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ
4月13日 東京芸術劇場 シアターイースト

シス・カンパニー公演「今ひとたびの修羅」
作 宮本研 演出 いのうえひでのり
出演 堤真一 宮沢りえ 岡本健一 小出恵介 小池栄子 村川絵梨 鈴木浩介 浅野和之 風間杜夫
4月21日 新国立劇場 中劇場

庭劇団ペニノ「大きなトランクの中の箱」
4月26日 森下スタジオBスタジオ

マームとジプシー「てんとてんを、むすぶせん。からなる、立体。そのなかに、つまっている、いくつもの。ことなった、世界。および、ひかりについて。」
4月27日 急な坂スタジオ

「おのれナポレオン」
作・演出 三谷幸喜
出演 野田秀樹 天海祐希 山本耕史 浅利陽介 今井朋彦 内野聖陽
4月29日 東京芸術劇場 プレイハウス

THE SHAMPOO HAT「葛城事件」
4月29日 ザ・スズナリ

「あかいくらやみ 〜天狗党幻譚〜」
作・演出 長塚圭史
出演 小栗旬 小日向文世 白石加代子 原田夏希 小松和重 古舘寛治 横田栄司 福田転球 中山祐一朗 伊達暁 長塚圭史 中村まこと 大鷹明良 小野武彦 ほか
5月6日 シアターコクーン

「いやむしろわすれて草」
作・演出 前田司郎
出演 満島ひかり 伊藤歩 福田麻由子 菊池亜希子 大山雄史 能島瑞穂 黒田大輔 志賀廣太郎
5月18日 青山円形劇場

「アジア温泉」
作 鄭義信 演出 ソン・ジンチェク
出演 勝村政信 成河 千葉哲也 ちすん 山中崇 梅沢昌代 ほか
5月19日 新国立劇場 中劇場

ハイバイ「て」
5月25日 東京芸術劇場 シアターイースト

イキウメ「獣の柱 まとめ*図書館的人生(下)」
5月25日 シアタートラム

城山羊の会「効率の優先」
作・演出 山内ケンジ
出演 鈴木浩介 石橋けい 岡部たかし 岩谷健司 金子岳憲 松本まりか 白石直也 松澤匠 吉田彩乃
6月8日 東京芸術劇場 シアターイースト

「帰郷」
作 ハロルド・ピンター 演出 小川絵梨子
出演 中嶋しゅう 中原和宏 斉藤直樹 浅野雅博 小野健太郎 那須佐代子
6月27日 シアター風姿花伝

ナイロン100℃「わが闇」
6月29日 7月10日 本多劇場

「断色〜danjiki〜」
作 青木豪 演出 いのうえひでのり
出演 堤真一 麻生久美子 田中哲司
6月29日 青山円形劇場
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2月下旬〜3月末に観た舞台

柿喰う客 女体シェイクスピア003「発情ジュリアス・シーザー」
2月24日 青山円形劇場

「ホロヴィッツとの対話」
作・演出 三谷幸喜
出演 渡辺謙 段田安則 和久井映見 高泉淳子
2月27日 パルコ劇場

あひるなんちゃら「ギプス不動産」
3月2日 下北沢 駅前劇場
 
北九州芸術劇場プロデュース「LAND→SCAPE/海を眺望→街を展望」
作・演出 藤田貴大
3月9日 あうるすぽっと

アマヤドリ「月の剥がれる」
3月4日 座・高円寺1

ナイロン100℃「デカメロン21〜或いは、男性の好きなスポーツ外伝〜」
3月16日 CBGKシブゲキ!!

「マシーン日記」
作・演出 松尾スズキ
出演 鈴木杏 少路勇介 オクイシュージ 峯村リエ
3月20日 東京芸術劇場 シアターイースト

クロムモリブデン「連続おともだち事件」
3月20日 赤坂RED/THEATER
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2013年11月10日

「ピアフ」

 初演を見逃したら、結構な評判でしたので、再演に足を運びました。

 シャンソン歌手のエディット・ピアフの半生で、その壮絶な生き様を演じる凄みが大竹しのぶならではですし、ピアフの歌う場面が見せ場になっています。ただ、私自身はピアフは不案内なもんで、ピアフとの比較という視点はもてないのですが。

 作/パム・ジェムス
 演出/栗山民也
 出演/大竹しのぶ 梅沢昌代 彩輝なお 藤岡正明 小西遼生 碓井将大 谷田歩 横田栄司 畠中洋 辻萬長 岡村さやか
 2月9日昼
 シアタークリエ
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2013年10月17日

FUKAIPRODUCE羽衣「サロメvsヨカナーン」

 FUKAIPRODUCE羽衣は、波長が合わないと思っていたのでスルーするところでしたが、あまりに評判がいいので足を運びました。そしたら、行ってよかったという結果となりました。

 昨年、「サロメ」をはじめて観たということと、戯曲も一応読んだくせに、サロメをどういうふうに活かしているのかは分かっておらず、個々の歌のよさについても言語化できません。ただ、クセになるというか中毒性があるというか、場面ごとに独特の曲と振付けが楽しかったです。

 原案/オスカー・ワイルド
 プロデュース/深井順子
 脚本・演出・音楽/糸井幸之介
 出演/深井順子 日高啓介 鯉和鮎美 高橋義和 澤田慎司 伊藤昌子 西田夏奈子 大西玲子 浅川千絵 中林舞 加藤靖久 代田正彦 岡本陽介 ゴールド☆ユスリッチ 藤一平 枡野浩一
 2月8日夜
 東京芸術劇場シアターイースト
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2013年10月16日

「飛龍伝」

つかこうへいの飛龍伝を柿喰う客の中屋敷法仁が演出するということに非常に惹かれるものがありましたし、主演が玉置玲央だということも楽しみでした。

 つかこうへい演出の飛龍伝も観たことはありますが、かなり前のことですし、私自身はつかこうへいの舞台は何度も観てるわけでもなく、比較するのも難しいところですが、印象としては、つかこうへいよりもアクがなくて、ストレートに入ってくるように感じました。ただ、当然のことながら作品が要求する熱量とパワフルさはキャストによって体現されており、圧倒されるものがあります。中盤の神林美智子と山崎一平のふたりだけの場面は素晴らしかったです。

 作/つかこうへい
 演出/中屋敷法仁
 出演/玉置玲央 黒木華 間宮祥太朗 稲葉友 小川慧 小早川俊輔 藤本強 大石憲 大村わたる 加治将樹 重岡漠 永島敬三 橋本淳 大塚宣幸 相馬一貴 板橋駿谷 多田直人
 1月26日夜
 本多劇場
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サンプル+青年団「地下室」

 非常にうさんくさい集団の閉鎖的で病んだ場を描いています。インチキ臭い健康食品とか水を商売をしている人たちで、家族的なあるいはカルト的な独特の人間関係です。ここに新入りで入ってくる人や見習いで働いている人などにより、話が動いていくのですが、異様なことをしている集団に対して、取り込まれるわけでもなく、違和感を表明するわけでもなく、積極的にのめり込んでいく過程が人間の不可解さを描いているようで、面白いです。基本的に、この集団のやっていることが気持ち悪く、不快感を覚えるのですが、芝居としては面白いのです。

 再演ということですが、初演のほうは観てません。ただ、この作風は最近とは違うんだなということも感じられました。私がはじめてサンプルを観たのが「通過」で、その出会いが大きかったのですが、それも以前の作品でして、最近のほうが抽象的だったり無意識の世界を感じさせるような白昼夢的な作風だと感じられて、それはそれで興味深いわけですが、理解できなさという引っかかりを抱える面もあるのです。ということで、好みだけで言うと、私は本作のようなテイストのほうを面白いと思うようです。

 作・演出/松井周
 出演 古舘寛治 奥田洋平 古屋隆太 辻美奈子 野津あおい 小林亮子 富田真喜 折原アキラ たむらみずほ 森岡望 山内健司
 1月26日昼
 こまばアゴラ劇場
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2013年03月02日

東京デスロック「東京ノート」

 前売が売り切れたので、迷いながら機会を窺っていたところでの、千秋楽に当日券での観劇でした。体験できてまずはよかったです。ほかの回と違うかもしれませんが、かなりぎっしりと観客が入ってました。

 青年団の「東京ノート」は昨年、ようやくはじめて観たのですが、それはそれで東京都美術館の講堂前のロビーという、観劇体験としては印象深いところでした。

 劇場に上がる前に靴を脱いで入り、舞台と客席に別れておらず、好きなところにめいめい座って観るというスタイル。そこに、俳優が観客の横を触れ合う距離を歩きながら芝居をしていきます。その間、観客は自由に移動していいということで、好きなように好きなところを観ているということになっていました。

 本当の意味で、観客も作品の一部になっていて、観客が上演中に移動することで、その場にいる客のひとりに一瞬、なってしまう面がありました。この効果は、東京ノートだからこそ活かされるのかなと思ったところです。昨年の美術館前でも、開演直前に来た客と、俳優との区別のつきにくさが、ちょっと珍しい効果を生むなとは思ったので、それを上演中ずっと起こりうる状態にしたように感じたのです。

 といっても、その効果はわたしが勝手に感じたことで、意図的ではないかもしれません。それから、この効果は現代口語演劇的なリアルさを指向しているわけでもないでしょうし。

 ただ、なんにしても、観客の密度や個々の動きが、芝居そのものと相互作用し、演劇がそこで立ち上がるような場になっていると思いました。

 作/平田オリザ
 演出/多田淳之介
 出演 秋山建一 坂本絢 松田弘子 夏目慎也 大川潤子 石橋亜希子 宇井晴雄 長野海 間野律子 永栄正顕 波佐谷聡 内田淳子 大庭裕介 佐山和泉 佐藤誠 高橋智子 山本雅幸 李そじん 田中美希恵 成田亜佑美
 1月20日昼 
 こまばアゴラ劇場
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2013年02月10日

「祈りと怪物〜ウィルヴィルの三姉妹〜 蜷川バージョン」

 ケラリーノ・サンドロヴィッチの新作の戯曲をケラ自身と蜷川幸雄の演出で競演するという企画。KERAバージョンに続いての蜷川バージョンです。6時30分開演、22時50分終演ということでしたが、立見で観てる人もいました。
 
 KERAバージョンとはいろいろと違うところに目が行くのですが、とにかく空気感がまるで違ったように感じました。蜷川バージョンは、字幕を使うことで、あらかじめ筋がわかっていなかったとしても理解しやすくなってました。こちらのほうがすっきりして整理されている印象です。どっちが優れているということは難しいとしても、この戯曲の世界観をより魅力的に表現しているのは、KERAバージョンじゃないかという感想をもちました。


 作/ケラリーノ・サンドロヴィッチ
 演出/蜷川幸雄
 出演/森田剛 勝村政信 原田美枝子 染谷将太 中嶋朋子 三宅弘城 野々すみ花 大石継太 渡辺真起子 村杉蝉之介 満島真之介 新川將人 宮本裕子 石井愃一 橋本さとし 三田和代 伊藤蘭 古谷一行 ほか
 1月19日夜
 シアターコクーン
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2013年02月09日

マームとジプシー「あ、ストレンジャー」

 原案がアルベール・カミュの「異邦人」となっていて、劇中、それらしい断片が垣間見えましたが、わたしには“原案”というほどになっているのかよく分かりませんでした。また、2011年に出演者4人で短篇作品として上演されているものをスケールアップさせているので、再演と言えるのかも分からないくらいに変わっているのだろうと思います(初演は観てません)。

 誤読的に勘違いしているおそれがありますが、後半からリフレインを使うリズムから離れていって、ラストに派手めな展開に至ることを考えると、リフレインの多用という効果が、ほかの作品とは違った意味を持っているのかなと感じました。

 ただ、これまで何本か観てるのですが、このリフレインと音楽が流れていることのわたし自身への効果として、芝居の中身に対しての集中を殺ぐところがあって(一般的にも、同じようなことを繰り返されたら、違うことを考えはじめるでしょうし)、気がつくと関係ないことを考えたりしています(音楽もそれを助長する傾向にあります)。それでいて、その繰り返しの反復の中で少しずつ新しい情報が出てきたりもしているわけで、この細部の反復が全体をいろいろな角度から形作っている構成の場合、この細部と全体の関係を把握し損ねて見失ってしまう危険性があるように感じられました。わたし自身の集中力不足が一番の問題ではありますが。


 作・演出/藤田貴大
 出演/青柳いづみ 石井亮介 荻原綾 尾野島慎太朗 高山玲子
 1月19日昼
 吉祥寺シアター
posted by 行き先不詳 at 19:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月20日

青☆組「初雪の味 会津編」

 初雪の味
 再演を重ねているようですが、私ははじめて。今回の公演では、2バージョンということで、箱庭円舞曲の古川貴義が方言翻訳と演出をした会津編と、吉田小夏の作・演出の鎌倉編が上演される企画となっています。

 出演者も6人中2人以外は別の俳優だということもありますし、両方観るのもありはありでしょうし、どちらかだけなら鎌倉編がふつうの選択かなと思ってたんですが、結局千秋楽に行くことになり、それが会津編ということでした。

 まあ、そのこと自体はさして問題がなかったくらい違和感はなかったです。会津の家に集まる家族という設定は、これはこれで効果を上げている面は大きいのではないかなと思ったほどです。

 家族が集まる大晦日の夜を4年に渡って描いていて、それぞれ25分程度なんでしょうけど、居間での風景が繰り返されます。もちろん、年を経ることでの変化があって、それはその風景が失われようとすることだったり、家族の抱える事情などがほの見えるといったもので、派手な事件が起こるわけでも、驚くような仕掛けが用意されているわけではないのですが、淡い情感や郷愁を覚えるものでした。

 作/吉田小夏
 方言翻訳・演出/古川貴義
 出演/鈴木歩己 羽場睦子 和知龍範 小暮智美 石松太一 大西玲子
 1月6日昼
 こまばアゴラ劇場
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2013年01月08日

「音のいない世界で」

 子どもにも楽しめるというのはコンセプトのひとつらしく、絵本とか童話のようなお話でした。キャストの並びから、もっとダンスが取り入れられるような内容を予想してましたが、あくまで物語が主で、そこに振付などのアイディアが添えられているといった趣きです。

 ある貧しい夫婦の家から蓄音機になっているカバンが盗まれて、音楽がない世界の中を、夫婦がそれぞれ探しものをしに出かけ、人との出会いがありながら…といったような話でした。
 

 作・演出/長塚圭史
 振付/近藤良平
 出演/近藤良平 首藤康之 長塚圭史 松たか子
 1月5日昼
 新国立劇場 小劇場
posted by 行き先不詳 at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする