2013年01月03日

12月に観た舞台

パラドックス定数「D51-651」
作・演出/野木萌葱
上野ストアハウス

「あっこのはなし」
作・演出/藤田貴大
STスポット

劇団競泳水着「すべての夜は朝へと向かう」
脚本・演出/上野友之
サンモールスタジオ

ヨーロッパ企画「月とスイートスポット」
作・演出/上田誠
本多劇場

「組曲虐殺」
作/井上ひさし 演出/栗山民也
天王洲 銀河劇場

劇団☆新感線「ZIPANG PUNK 五右衛門ロックV」
作/中島かずき 演出/いのうえひでのり
東急シアターオーブ

「祈りと怪物〜ウィルヴィルの三姉妹〜KERAバージョン」
作・演出/ケラリーノ・サンドロヴィッチ
シアターコクーン
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2012年12月31日

11月に観た舞台

虚構の劇団「イントレランスの祭」
作・演出/鴻上尚史
シアターサンモール

DULL-COLORED POP「完全版・人間失格」
作・演出/谷賢一
青山円形劇場

「るつぼ」
作/アーサー・ミラー 演出/宮田慶子
新国立劇場 小劇場

ポツドール「夢の城」
作・演出/三浦大輔
東京芸術劇場 シアターウェスト
  
ブラジル「行方不明」
脚本・演出/ブラジリィー・アン・山田
赤坂RED/THEATER

「日の浦姫物語」
作/井上ひさし 演出/蜷川幸雄
シアターコクーン

イキウメ「The Library of Life まとめ*図書館的人生 上」
作・演出/前川知大
東京芸術劇場 シアターイースト
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10月に観た舞台

「ヒッキー・ソトニデテミターノ」
作・演出/岩井秀人
パルコ劇場

犬と串「さわやかファシズム」
作・演出/モラル
王子小劇場

はえぎわ「ライフスタイル体操第一」
作・演出/ノゾエ征爾
三鷹市芸術文化センター 星のホール

「音楽劇 ファンファーレ」
脚本・演出/柴幸男
シアタートラム

「リチャード三世」
作/ウィリアム・シェイクスピア 演出/鵜山仁
新国立劇場 中劇場

劇団、本谷有希子「遭難、」
作・演出/本谷有希子
東京芸術劇場 シアターイースト

青年団+大阪大学ロボット演劇プロジェクト「アンドロイド版『三人姉妹』」
作・演出/平田オリザ
吉祥寺シアター
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9月に観た舞台

「ふくすけ」
作・演出/松尾スズキ
シアターコクーン

「東京福袋」
 東京芸術劇場リニューアル公演として約1週間いろんな劇団などの短篇作品のオムニバスを日替わりで上演していた企画。
 4日 アマヤドリ、表現・さわやか、冨士山アネット、モモンガ・コンプレックス
 7日 サスペンデッズ、ジエン社、DAZZLE、はえぎわ
 
マームとジプシー「ワタシんち、通過。のち、ダイジェスト。」
作・演出/藤田貴大
三鷹市芸術文化センター 星のホール

アマヤドリ「フリル」
作・演出/広田淳一
王子小劇場

柿喰う客「無差別」
作・演出/中屋敷法仁
東京芸術劇場 シアターイースト 

文学座「エゲリア」
作/瀬戸口郁 演出/西川信廣
吉祥寺シアター

「阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ」
脚本/赤堀雅秋 演出/河原雅彦
本多劇場
 
葛河思潮社「浮標(ぶい)」
脚本/三好十郎 演出/長塚圭史
世田谷パブリックシアター

「ボクの四谷怪談」
脚本/橋本治 演出/蜷川幸雄
シアターコクーン

おかぼれ「鳴らす理由」
脚本/松居大悟 演出・出演/安藤聖、尾上寛之、松居大悟
駅前劇場

五反田団・ASTROV共同制作「アンダスタンダブル?」
作/前田司郎 演出/ジャン・ドゥ・パンジュ
アトリエヘリコプター

NODA・MAP「エッグ」
作・演出/野田秀樹
東京芸術劇場
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8月に観た舞台

「暗いところからやってくる」
作/前川知大 演出/小川絵梨子
神奈川芸術劇場 中スタジオ
 
クロムモリブデン「進化とみなしていいでしょう」
作・演出/青木秀樹
赤坂RED/THEATER

ロロ「父母姉僕弟君」
脚本・演出/三浦直之
王子小劇場

「そうか、君は先に行くのか はたたがみ編」
脚本・演出/北川大輔
SPACE雑遊

MA&O playsプロデュース「鎌塚氏、すくい上げる」
作・演出/倉持裕
本多劇場

三谷文楽「其礼成心中」
作・演出/三谷幸喜
パルコ劇場

「芭蕉通夜舟」
作/井上ひさし 演出/鵜山仁
紀伊國屋サザンシアター

「トロイラスとクレシダ」
演出/蜷川幸雄
彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
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2012年12月16日

7月に観た舞台

 演劇集団円「ガリレイの生涯」
 作/ベルトルト・ブレヒト 演出/森新太郎 シアタートラム
 予想より、敷居が高くはなかったのですが、重量級でした。ガリレイ像が魅力的。

 風葬教室「記憶、或いは辺境」
 作・演出/詩森ろば 池袋シアターKASSAI
 太平洋戦争末期の樺太で日本人が営む理髪店を舞台にした、骨太かつ繊細な作品でした。

 「朝がある」
 作・演出/柴幸男 三鷹市芸術文化センター 星のホール
 太宰治の『女生徒』をモチーフにした一人芝居。
 
 範宙遊泳「東京アメリカ」
 作・演出/山本卓卓 こまばアゴラ劇場
 劇団の稽古をパロディ的に見せて楽しかった。

 「なにわバタフライ N.V」
 作・演出/三谷幸喜 パルコ劇場
 ミヤコ蝶々を戸田恵子が演じる一人芝居の再演。ニューバージョンの初演を観て、すっごく面白かったので、再び観に行った次第。

 「しみじみ日本・乃木大将」
 作/井上ひさし 演出/蜷川幸雄 彩の国さいたま芸術劇場
 乃木希典の殉死を馬の視点から描くだなんて、かなり意表を衝かれたというか、この題材をこんなアプローチで軽やかに描くことが素晴らしいなと。
 
 青年団「東京ノート」
 作・演出/平田オリザ 東京都美術館 講堂ロビー
 東京ノートはこれが初でした。ようやく観られたなと。しかも、美術館の講堂前のちょっとしたスペースというのがまたよかった。

 ハイバイ「ポンポンお前の自意識に小刻みに振りたくなるんだポンポン」
 作・演出/岩井秀人 こまばアゴラ劇場
 客演に荒川良々、安藤聖、岩瀬亮。再演のようですが、今回がはじめて。かなり笑いました。
 
 「露出狂」
 作・演出/中屋敷法仁 パルコ劇場
 オール女性キャストで上演された企画を男性のみでという企画。キャスティングでかなりバラツキを感じさせるという印象でした。
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2012年09月30日

6月末までに観た舞台

 青年団「月の岬」
 ある島のなにげない日常が描かれますが、人間関係や島の風俗の背景が分かるような分からないようなところがなまめかしいです。真相を知りたいと同時に明らかにしてほしくないという気持ちにさせられました。
 作 松田正隆 演出 平田オリザ
 6月16日昼 座・高円寺1
 

 「サロメ」
 オスカー・ワイルドの戯曲を平野啓一郎が翻訳して、宮本亜門が演出。主演は多部未華子。これまでの翻訳とは一線を画するものだとのことでした。わたしは、サロメを観たことがないのですが、それまでのサロメ像とずいぶん違うんだということは想像できます。天真爛漫で無邪気なところが多部未華子だからこそという気もします。 
 6月16日夜 新国立劇場 中劇場
 

 サスペンデッズ「GO HOME」
 ノスタルジックに感じるところなんかもありますが、救いがないという印象を受けました。悲しい物語だなと。
 作・演出 早船聡 
 6月17日昼 吉祥寺シアター


 「南部高速道路」
 個人的には、おそらく今年観た舞台の中でもかなり上位に来るんじゃないかと思ってます。いわゆる感動だとか圧倒されただとか、そういう強烈なものではないのですが、とても新鮮さを感じて、なおかつ、面白かったのです。
 非現実的に長い高速道路の渋滞の渦中にいる人たちの関係性が描かれています。ここ数年の長塚圭史演出作品に観られる、ワークショップで俳優たちと創り上げていくというスタイルの作品ですが、難解さを感じさせず、かつ、実験的であることの刺激がありました。
 原作 フリオ・コルタサル 構成・演出 長塚圭史
 出演 真木よう子 黒沢あすか 江口のりこ 梅沢昌代 植野葉子 安藤聖 赤堀雅秋 梶原善 加藤啓 小林勝也 菅原永二 「ジョンミョン 横田栄司
 6月21日夜 シアタートラム

 
 劇団競泳水着「Goodnight」
 レストランを舞台にした群像劇。心地よく観ることができ、ここしばらくの劇団競泳水着の中でもかなり好きな作品です。
 作・演出 上野友之
 6月23日昼 王子小劇場


 「藪原検校」
 野村萬斎版の藪原検校はよかったです。コミカルでありつつ異様さとか気持ち悪さとかがあって。
 作 井上ひさし 演出 栗山民也
 出演 野村萬斎 秋山菜津子 浅野和之 小日向文世 熊谷真実 山内圭哉 たかお鷹 大鷹明良 津田真澄 山崎薫
 6月23日夜 世田谷パブリックシアター


 マームとジプシー「ドコカ遠クノ、ソレヨリ向コウ、或いは、泡ニナル、風景」
 語られる物語の骨格は分かりやすいのですが、行ったり来たりされるうちに、能動的に想像力が発揮されて、感情が揺さぶられました。
 作・演出 藤田貴大
 6月24日昼 PRUNUS HALL


 劇団☆新感線「いのうえ歌舞伎『シレンとラギ』」
 ふたつの王国をめぐる物語で、観ていて混乱はしないのですが、あらすじをまとめようとするとややこしいです。笑いあり、アクションあり、物語のスケール感といい、面白さは文句ないですし、客演が豪華なのも見逃せない理由になっておりますが、どうやら私の好みど真ん中でもないというのが痛いところです。
 作 中島かずき 演出 いのうえひでのり
 出演 藤原竜也 永作博美 高橋克実 三宅弘樹 北村有起哉 石橋杏奈 粟根まこと 高田聖子 橋本じゅん 古田新太 ほか
 6月25日夜 青山劇場


 「温室」
 美術と照明の印象度では、今年の中でも指折りだと思います。内容は理解できてませんけど。
 作 ハロルド・ピンター 演出 深津篤史 
 出演 高橋一生 小島聖 山中崇 橋本淳 原金太郎 半海一晃 段田安則 
 6月27日夜 新国立劇場 小劇場


 渋谷・コクーン歌舞伎「天日坊」
 コクーン歌舞伎ははじめて。ですから、ほかの作品との比較がわかりませんが、かなり面白かったです。
 原作 河竹黙阿弥「五十三次天日坊」
 脚本 宮藤官九郎 演出 串田和美
 出演 中村勘九郎 中村七之助 市村萬次郎 片岡亀蔵 坂東巳之助 坂東新悟 近藤公園 真那胡敬二 白井晃 中村獅童
 6月30日昼 シアターコクーン


 「三谷版『桜の園』」
 基本的な方向性としては喜劇としての側面に着目してるのですが、戯曲本来の流れから逸脱はしない程度の改変しかしていないようです。一般的な意味でのコメディではないですし、着地点はやはり悲しかったりもしました。それでも確かに笑えるところは少なくなく、キャラクターが当て書きのように思えました。
 作 アントン・チェーホフ 翻案・演出 三谷幸喜
 出演 浅丘ルリ子 市川しんぺー 神野三鈴 大和田美帆 藤井隆 青木さやか 瀬戸カトリーヌ 高木渉 迫田孝也 阿南健治 藤木孝 江幡高志
 6月30日夜 パルコ劇場
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2012年08月05日

「15 Minutes Made vol.11」

いろんな小劇場の劇団を呼んで約15分の短篇を上演するという企画。前回の第10弾にはじめて足を運びました。

 月刊「根本宗子」
 宗教劇団ピャー!!
 Mrs.fictions
 MCR
 あやめ十八番
 梅棒
 の6劇団でしたが、バリエーションがばらけててよかったです。個人的には、宗教劇団ピャー!!だけは、インパクトはあるものの、あまり好みではなかったんですが、ただ、ほかの作品がどんなものなんだろうとは興味が出ました。

 6月10日夜
 池袋シアターグリーンBOX in BOX THEATER
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五反田団「宮本武蔵」

 またしても更新が滞っちゃいましたので、ちょっとだけ。

 前田司郎による時代劇ということでしたが、ニヤニヤ笑いが止まらないユルいやり取りがおかしいのですが、おそらくその先にあるテーマの深さを汲み取るべきなんでしょう。ですが、私と言えば、そのおかしさにやられてばかりでした。

 作・演出 前田司郎
 出演 前田司郎 大山雄史 小河原康二 荻野友里 金子岳憲 久保亜津子 黒田大輔
 6月10日昼
 三鷹市芸術文化センター 星のホール
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2012年06月17日

アマヤドリ「幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい」

 ひょっとこ乱舞からアマヤドリに名を変えての出発を記念する公演で、わたしがひょっとこ乱舞と出会った衝撃的な作品(ちょっと大げさですけど、その年に観た中ではかなり上位に入るインパクトでした)である「モンキー・チョップ・ブルックナー!!」の改訂だとのことで、相当観ておきたい公演でした。

 何の検証もしていないんですが、ストーリーや演出面でスッキリとさせてる印象をもちました。終盤に向けての緊迫感は素晴らしかったです。

 今回とくに、自分を監禁している自分という考え方とそこで窓を開けて空気を入れることの意味がより響きました。

 作・演出 広田淳一
 出演 笠井里美 松下仁 広田淳一 小角まや 榊菜津美 稲垣干城 田中美甫 糸山和則 中村早香
 5月27日昼
 STスポット
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青☆組「キツネの嫁入り」

 昨年観た公演が気に入ったので楽しみにしてました。そしたら本作の世界観が民話的でちょっと戸惑った恰好です。文字通り、キツネが嫁入りするという文化があって、男しかいない村にキツネがやってくる話です。キツネはもちろん人に化けてるのですが、よく尽くす嫁として迎えられます。そんな昔話みたいな設定をリアルな芝居で描いていて、不思議ななまめかしさがありました。ただ、個人的にどうも惹かれなかったです。好みの問題ということかもしれませんけど。

 作・演出 吉田小夏
 5月26日夜
 こまばアゴラ劇場
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2012年06月03日

「ロミオ&ジュリエット」

 佐藤健と石原さとみによるロミオとジュリエット。
 わたしは結構気に入りました。ロマンティックでもあり、コミカルなところが楽しくもあり、満足して観ました。ふだん舞台をほとんど観ない人が主演のふたり目当てに来ても、十分に楽しめたんじゃないかなと想像します。個人的には、圧倒的にキムラ緑子の乳母役がおかしすぎました。 

 上演台本 青木豪
 演出 ジョナサン・マンビィ
 5月23日夜
 赤坂ACTシアター
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2012年05月26日

箱庭円舞曲「どうしても地味」

 近未来なのか現実の今の日本とは違う社会状況を設定していて、そんな田舎町での人間模様が描かれてます。花火職人をしている男が中心にいると言えなくもないですが、物語上は存在感は希薄です。また、近くの寺の住職がかなり俗っぽいのですが、全体に仏教の話が絡んだり、登場人物の問題にも欲望とか煩悩が関わってきたりもします。小さなコミュニティの中での、地縁や血縁、仕事仲間うちでのコミュニケーションの話と言えなくもないのかなぁとか思いました。

 私は、欲求不満の妻と、その夫で妻の妹のほうに興味がある男の話の面白おかしさに引っ張られがちでした。
 それから、この現実とは違う設定の効果がいまいちよくわかりませんでした。

 作・演出 古川貴義
 出演 爺隠才蔵 木下祐子 須貝英 神戸アキコ 磯和武明 片桐はづき 小島聰 菊池明明 小野哲史 笹野鈴々音
 5月20日昼
 駅前劇場 
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2012年05月21日

「海辺のカフカ」

 村上春樹の同名小説を舞台化したものです。元々、海外で上演された戯曲の日本語版ということになるようです。

 原作は読んでもいるし、面白かったと記憶していますが、読み返してもいないし、あらすじなんかもあんまり覚えてないほどですが、原作以上に、少年の通過儀礼という点に集約されているんじゃないかと想像しました。いや、まんまなのかもしれませんけど。

 ガラスケースの中に舞台美術を入れているスタイルで、これが最も印象に残るところですし、原作小説の世界観を表現するポイントになっているのでしょう。正直なところ真価については、はっきりとはわかりませんけども。透明感とか浮遊感、あるいは静謐さなどは、小川洋子の世界観でもマッチする演出じゃないかとか思いました。

 それから、第2幕になってからのほうが面白かったです。ナカタを演じる木場勝己もハマってるように思いました。休憩を除いて、3時間25分くらいという長さでしたから、集中力を保つのは結構たいへんでした。

 脚本 フランク・ギャラティ
 演出 蜷川幸雄
 主なキャスト 柳楽優弥 田中裕子 長谷川博己 柿澤勇人 佐藤江梨子 高橋努 鳥山昌克 木場勝己
 5月19日夜
 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
posted by 行き先不詳 at 22:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月20日

「シダの群れ 純情巡礼編」

 前作の流れを受けての続編的な物語ですが、予備知識がなくても楽しめる内容にはなっています。ただし、岩松了作品ではよくあることなのか、そこにいない人名が頻出するので、集中が途切れるとたびたび見失うことになるようです。しくじりました。

 ヤクザの抗争の中で人間関係の変化が見えてくるのですが、誰かに共感とか感情移入させる作りではなく、“彼ら”のやり取りを見ているかんじ。舞台美術や照明の効果もあって寂寥感が感じられました。村治佳織のギターの生演奏も印象的でした。

 作・演出 岩松了
 出演 堤真一 松雪泰子 小池徹平 荒川良々 倉科カナ 市川実和子 石住昭彦 吉見一豊 清水優 太賀 鈴木伸之 深水元基 浅野彰一 風間杜夫
 5月15日夜
 シアターコクーン
posted by 行き先不詳 at 18:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

イキウメ「ミッション」

 いつもながらに、SF的な設定を持ち込んでくるのかと途中までは思っていましたが、結局は常識的な線に落ち着いたと見ることができるような話です。それと、私にははっきりとした違いまでは見極められませんでしたが、今回から演出を分けているという点でも注目でした。

 変わった叔父という存在が物語世界の中心にいます。その甥である主人公は商社勤務でバリバリと仕事をしていて順風満帆でしたが、ケガをしたら自分の代わりはいて…という状況がはじめにあります。そんなとき、叔父の言動に影響を受けて、生き方を見直していくことになります。

 その叔父は専業主夫をしていて自由人的な人物で、しかも世界のバランスを取る使命を担っているとか言っています。世界からの呼びかけに応えて行動に移すことで調和をもたらしているという妄想同然の理屈を語り、たいていはヘンな動き程度ですが、衝動に委ねた行動をしたりします。彼特有の語り口が説得力のある強い言葉でハッタリが効いているので、もしかして、という面白さをかろうじて提示してくるのです。

 これが本当にそっちの話になっていくというのであれば、さらに面白かったと思うのですが、結局は穏当な決着と見えたので、肩透かし感は若干ありました。主人公の父、母、兄らがそれぞれの生き方を模索していく展開でもあるのと、使命と仕事とか、衝動と欲望とかを考察させる物語でしたので、つまらないとかではないです。それから、安井順平が演じる叔父のキャラが魅力的で、こういう役がベストマッチです。

 
 作 前川知大
 演出 小川絵梨子
 出演 渡邊亮 浜田信也 井上裕朗 岩本幸子 安井順平 太田緑ロランス 伊勢佳世 盛隆二 森下創 大窪人衛 加茂杏子
 5月13日昼
 シアタートラム
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2012年05月06日

渡辺源四郎商店「翔べ!原子力ロボむつ」

 アフタートーク(ゲスト/多田淳之介)でとくに“ふ〜ん”だったのは、タイトルを先に決めたのでロボを出すために設定やストーリーでかなり苦労というか試行錯誤があったということと、東北とひとくくりにされるほどには東日本大震災の直接的な被災をしていない青森ということの当事者性を考えたときに出てきた題材、ということでした。

 六ヶ所村を想起させる放射性廃棄物の受け入れをした、ある町の未来を戯画化したおかしさで描くのですが、射程はもっと先にありました。主人公の町長は自分が決定した放射性廃棄物の受け入れとその再処理サイクルの完成を見届けるために冷凍睡眠を決断し、1000年後に目覚めます。町長がそこで出会う人々の姿や、どのような世界になっているか、ということはマンガっぽくて面白おかしいです。しかし、そこにも欺瞞や計算外の状況がありました。町長は、さらに冷凍睡眠をして、未来を目指すことになるのですが、この責任感は誰に対しての責任かということを考えたとき、無意味で皮肉な結果に終わります。「10万年後に安全になる」ということに対して想像力を喚起させるものでした。素晴らしいです。


 作・演出 畑澤聖悟
 出演 工藤由佳子 高坂明生 三上晴佳 山上由美子 工藤良平 柿崎彩香 宮越昭司 牧野慶一 音喜多咲子 斎藤千恵子 北魚昭次郎 山田百次
 5月4日夜
 ザ・スズナリ
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2012年05月03日

1月末から4月末まで観た舞台の一覧

 またしても更新が滞り、2ヶ月半くらいになってしまって、もうこれは諦めました。5月になったのを機に、再開したいと思ったところで、気ままに書いていきたいです。過去の分は、一言レベルでさえもムリなので、タイトルだけを書くにとどめておきます。

「下谷万年町物語」
 作/唐十郎 演出/蜷川幸雄
 出演/宮沢りえ 藤原竜也 西島隆弘(AAA) ほか
 1月28日夜 
 シアターコクーン


ハイリンド「ロゼット 〜春を待つ草〜」
 作/早船聡 演出/木下きよし
 2月5日昼
 下北沢「劇」小劇場


オリガト・プラスティコ「龍を撫でた男」
 作/福田恆存 演出/ケラリーノ・サンドロヴィッチ
 2月7日夜
 本多劇場


ロロ「LOVE02」
 作・演出/三浦直之
 2月11日昼
 こまばアゴラ劇場


カムヰヤッセン「バックギャモン・プレイヤード」
 作・演出/北川大輔
 2月12日昼
 吉祥寺シアター


ぬいぐるみハンター「愛はタンパク質で育ってる」
 作・演出/池亀三太
 2月14日夜
 駅前劇場


サンプル「女王の器」
 作・演出/松井周
 2月19日昼
 川崎市アートセンター アルテリオ小劇場


コマツ企画「レイプの夜」
 脚本・演出/小松美睦瑠
 2月25日昼
 下北沢 楽園


「テトラポット」
 作・演出/柴幸男
 3月3日昼
 あうるすぽっと


こまつ座「雪やこんこん」
 作/井上ひさし 演出/鵜山仁
 出演/高畑淳子 村田雄浩 金内喜久夫 新井康弘 キムラ緑子 ほか
 3月3日夜
 紀伊國屋サザンシアター


KAKUTA「Turning Point」
 作/堤泰之・金井博文・桑原裕子
 演出/堤泰之・山崎総司・桑原裕子
 3月4日昼
 ザ・スズナリ


「THE BEE」ENGLISH Version
 原作/筒井康隆
 共同脚本/野田秀樹・Colin Teevan
 演出/野田秀樹
 3月7日夜
 水天宮ピット


ひょっとこ乱舞「うれしい悲鳴」
 作・演出/広田淳一
 3月10日昼
 吉祥寺シアター


シス・カンパニー公演「ガラスの動物園」
 作/テネシー・ウィリアムズ 演出/長塚圭史
 出演/立石涼子 深津絵里 瑛太 鈴木浩介
 3月10日夜
 シアターコクーン


「サド侯爵夫人」
 作/三島由紀夫 演出/野村萬斎
 出演/蒼井優 白石加代子 麻実れい 神野三鈴 美波 町田マリー
 3月17日昼
 世田谷パブリックシアター


「テキサス」
 作/長塚圭史 演出/河原雅彦
 出演/星野源 木南晴夏 野波麻帆 岡田義徳 福田転球 政岡靖志 伊達暁 吉本菜穂子 山岸門人 河原雅彦 高橋和也 松澤一之 ほか
 3月25日昼
 パルコ劇場


DULL-COLORED POP「くろねこちゃんとベージュねこちゃん」
 作・演出/谷賢一
 4月7日昼
 アトリエ春風舎


「まほろば」
 作/蓬莱竜太 演出/栗山民也
 出演/秋山菜津子 中村たつ 魏涼子 前田亜希 大西風香 三田和代
 4月7日夜
 新国立劇場 小劇場


虚構の旅団「夜の森」
 作・演出/木野花
 4月11日夜
 シアターモリエール


パラドックス定数「HIDE AND SEEK」
 作・演出/野木萌葱
 4月15日昼
 三鷹市芸術文化センター 星のホール


柿喰う客「絶頂マクベス」
 原作/ウィリアム.シェイクスピア
 脚本・演出/中屋敷法仁
 4月19日
 吉祥寺シアター


「シンベリン」
 作/ウィリアム.シェイクスピア
 演出/蜷川幸雄
 出演/阿部寛 大竹しのぶ 窪塚洋介 勝村政信 浦井健治 瑳川哲朗 吉田鋼太郎 鳳蘭 ほか
 4月19日夜
 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール


空想組曲「深海のカンパネルラ」
 作・演出/ほさかよう
 4月22日昼
 赤坂RED/THEATER


ナイロン100℃「百年の秘密」
 作・演出/ケラリーノ・サンドロヴィッチ
 4月24日夜
 本多劇場


アル☆カンパニー「家の内臓」
 作・演出/前田司郎
 4月28日昼
 ザ・スズナリ


こまつ座「闇に咲く花」
 作/井上ひさし 演出/栗山民也
 出演/石母田史朗 浅野雅博 辻萬長 小林隆 石田圭祐 北川響 増子倭文江 山本道子 藤本喜久子 井上薫 高島玲 大樹桜 水村直也
 4月28日夜
 紀伊國屋サザンシアター


「THE BEE」JAPANESE Version
  原作/筒井康隆
 共同脚本/野田秀樹・Colin Teevan
 演出/野田秀樹
 出演/宮沢りえ 池田成志 近藤良平 野田秀樹
 4月29日昼
 水天宮ピット 


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2012年02月13日

「十一ぴきのネコ」

 「井上ひさし生誕77 フェスティバル2012」という企画の第1弾となる公演で、長塚圭史の演出です。

 ほとんど予備知識のない私からすると、意外な組み合わせの作品で、どんなものになるのか想像がつきませんでした。

 馬場のぼるの絵本「11ぴきのねこ」が原作で、井上ひさしが戯曲化したということが、まずどういうものなのか想像がつかず。それから、ここんところの長塚圭史となると、いったいどういう演出になるのかと思ったり。さらに、キャストが小劇場などではおなじみの顔も多かったりで、この作品にマッチするんだろうかという意外性です。

 で、これが全くの杞憂というか、とにかく楽しくて楽しくて素晴らしかったです。歌もどれも強く記憶に残りましたし、出演者らの汗びっしょりになっての躍動感ある演技が幸せな時間でした。


 出演 北村有起哉 中村まこと 市川しんぺー 粟根まこと 蟹江一平 福田転球 大堀こういち 木村靖司 辰巳智秋 田鍋謙一郎 山内圭哉 勝部演之
 1月26日夜
 紀伊國屋サザンシアター
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テアトル・ド・アナール「ヌード・マウス」

 脳科学ネタをもちこんだ家族劇。刺激的で緊張感があり、面白かったです。未来の設定ですが、構成においても時間を行ったり来たりしながら進行していくことで、謎めいた物語への没入を促します。また、感情の起伏に違和感をもたらすところも、謎として機能しているように感じました。

 俳優の演技とその振れ幅が見所かなと思いましたし、途中のエロティシズムは予想外でした。


 作・演出 谷賢一 
 出演 増田俊樹 佐藤みゆき 大原研二 山本亨
 1月25日夜
 赤坂RED/THEATER
posted by 行き先不詳 at 23:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする