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<title>浅読み日記</title>
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<description>自分の読みが浅いところから、言い訳を兼ねてこの名前にしました。本やＤＶＤについての感想を中心に気負わずに更新する予定です。</description>
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<title>「マレーヒルの幻影」</title>
<description> 岩松了が作・演出、主演がそれぞれ初舞台となる麻生久美子とＡＲＡＴＡの本作を先週火曜の夜に観てきました。  スコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』に想を得た作品だとのこと。１９２０年代のニューヨークで成功していた日本人実業家とその周辺の人物を中心に描かれてます。その男と不倫関係にあった女との再会だとか、その夫をめぐる愛憎の物語ではありますが、途中まで、どんな話をめざしているのかがさっぱりわからず、これはもしかして全然面白くないんじゃないかという気もしたほどでした...</description>
<dc:subject>舞台</dc:subject>
<dc:creator>行き先不詳</dc:creator>
<dc:date>2009-12-28T00:05:58+09:00</dc:date>
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<a href="http://asayomi.up.seesaa.net/image/murrayhill.jpg" target="_blank"><img src="http://asayomi.up.seesaa.net/image/murrayhill-thumbnail2.jpg" width="106" height="150" border="0" align="" alt="murrayhill.jpg" onclick="location.href = 'http://asayomi.seesaa.net/upload/detail/image/murrayhill-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><br /><br /><br />　岩松了が作・演出、主演がそれぞれ初舞台となる麻生久美子とＡＲＡＴＡの本作を先週火曜の夜に観てきました。<br /><br />　<br />　スコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』に想を得た作品だとのこと。１９２０年代のニューヨークで成功していた日本人実業家とその周辺の人物を中心に描かれてます。その男と不倫関係にあった女との再会だとか、その夫をめぐる愛憎の物語ではありますが、途中まで、どんな話をめざしているのかがさっぱりわからず、これはもしかして全然面白くないんじゃないかという気もしたほどでした。全体的に抽象的というか、なんとなく現実感があまりないように感じられました。盛り上がって来たのは、第１幕の終わり近くになってからで、私には、長過ぎるのではないかという印象です。<br /><br />　外国人のキャストが英語を使ったりもするのですが、必ずしも全部の内容を観客に伝える必要がないというところがちょっと新鮮でした。それと、麻生久美子は舞台でも魅力的に映って今後も楽しみなところです。<br /><br />　出演　麻生久美子　ＡＲＡＴＡ　三宅弘城　荒川良々　市川美和子　松重豊<br />　本多劇場にて<a name="more"></a>

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<title>「東京ＤＯＧＳ」</title>
<description> 今期の連ドラは、全部観たのはこれだけでした。あとは、「ＪＩN -仁」を家にいたときだけ観てたりとかで。 刑事ドラマでシリアス・コメディという売りでしたが、刑事ドラマの部分が隙がありすぎというのが、残念なところでした。コメディとしても、小栗旬と水嶋ヒロの掛け合いは楽しかったのですが、田中好子からの電話だとか、大塚寧々の手の平返しとかいったお約束のギャグも私にはつまらなく感じたりとか。ただ、最終回のラストの空港での別れの場面は笑いました。</description>
<dc:subject>TV</dc:subject>
<dc:creator>行き先不詳</dc:creator>
<dc:date>2009-12-27T23:59:09+09:00</dc:date>
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　今期の連ドラは、全部観たのはこれだけでした。あとは、「ＪＩN　-仁」を家にいたときだけ観てたりとかで。<br /><br />　刑事ドラマでシリアス・コメディという売りでしたが、刑事ドラマの部分が隙がありすぎというのが、残念なところでした。コメディとしても、小栗旬と水嶋ヒロの掛け合いは楽しかったのですが、田中好子からの電話だとか、大塚寧々の手の平返しとかいったお約束のギャグも私にはつまらなく感じたりとか。ただ、最終回のラストの空港での別れの場面は笑いました。<a name="more"></a>

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<title>「ＡＮＪＩＮ イングリッシュサムライ」</title>
<description> ウィリアム・アダムズ＝三浦按針といえば、日本史に一瞬登場した名前として遠い記憶にありましたが、そういう人物の波乱の人生を見せられて、こんな人がいたんだという新鮮な驚きをもちました。先週の日曜に天王洲銀河劇場で観てきました。 この企画は、一昨年上演された「ヴェニスの商人」から発展したところがあるようで、出演者の市村正親と藤原竜也、演出のグレゴリー・ドーランが共通しています。市村正親は徳川家康、藤原竜也は日本人宣教師・ドメニコという役柄。 オーウェン・スティール演じるウィリアム...</description>
<dc:subject>舞台</dc:subject>
<dc:creator>行き先不詳</dc:creator>
<dc:date>2009-12-27T23:51:22+09:00</dc:date>
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<a href="http://asayomi.up.seesaa.net/image/anjin.jpg" target="_blank"><img src="http://asayomi.up.seesaa.net/image/anjin-thumbnail2.jpg" width="107" height="150" border="0" align="" alt="anjin.jpg" onclick="location.href = 'http://asayomi.seesaa.net/upload/detail/image/anjin-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><br /><br /><br />　ウィリアム・アダムズ＝三浦按針といえば、日本史に一瞬登場した名前として遠い記憶にありましたが、そういう人物の波乱の人生を見せられて、こんな人がいたんだという新鮮な驚きをもちました。先週の日曜に天王洲銀河劇場で観てきました。<br /><br />　この企画は、一昨年上演された「<a href="http://asayomi.seesaa.net/article/56677003.html" target="_blank">ヴェニスの商人</a>」から発展したところがあるようで、出演者の市村正親と藤原竜也、演出のグレゴリー・ドーランが共通しています。市村正親は徳川家康、藤原竜也は日本人宣教師・ドメニコという役柄。<br /><br />　オーウェン・スティール演じるウィリアム・アダムズが漂着したときに、スペイン人宣教師たちが、イギリス人であるアダムズを悪意ある通訳によって貶め、処刑されかねない危機に陥るシーンから、カトリックとプロテスタントの対立だとか、言語の壁によって生じる悲喜劇がうまくドラマに取り入れられて、すっかり惹き込まれます。その後、アダムズは家康に取り入れられ、妻子のいる祖国へ帰ることも許されず、旗本に召し抱えられるようにもなり出世を遂げ、さらには日本的な精神を纏うようになるのです。全体を通して家康の占めるウェイトも結構大きく、大河ドラマ的な歴史ドラマが味わえる作品でした。<a name="more"></a>

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<dc:date>2009-12-27T23:51:22+09:00</dc:date>
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<title>土曜ドラマ「外事警察」</title>
<description> 先週の土曜までの全６回。 第１話では公安の世界観が提示されるような運びにインパクトがあり、すっかり心を鷲掴みにされて、最終話まで固唾を呑んで見入ったかんじ。 一般市民を協力者にしてスパイさせるなど、テロ計画を防ぐための捜査や諜報活動が行われるというのがストーリーを貫く大きな流れで、そこに、主人公である住本という主任の人間像や、外事課に出向という形で不本意ながら新たに入って来た刑事志望の女性の葛藤、政治家や上層部、外国からの民事警備会社などの暗躍ぶりなどが描かれます。 だまし...</description>
<dc:subject>TV</dc:subject>
<dc:creator>行き先不詳</dc:creator>
<dc:date>2009-12-27T23:41:12+09:00</dc:date>
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<a href="http://asayomi.up.seesaa.net/image/sotogoto.jpg" target="_blank"><img src="http://asayomi.up.seesaa.net/image/sotogoto-thumbnail2.jpg" width="100" height="150" border="0" align="" alt="sotogoto.jpg" onclick="location.href = 'http://asayomi.seesaa.net/upload/detail/image/sotogoto-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><br /><br />　先週の土曜までの全６回。<br />　<a href="http://asayomi.seesaa.net/article/133012719.html" target="_blank">第１話</a>では公安の世界観が提示されるような運びにインパクトがあり、すっかり心を鷲掴みにされて、最終話まで固唾を呑んで見入ったかんじ。<br /><br />　一般市民を協力者にしてスパイさせるなど、テロ計画を防ぐための捜査や諜報活動が行われるというのがストーリーを貫く大きな流れで、そこに、主人公である住本という主任の人間像や、外事課に出向という形で不本意ながら新たに入って来た刑事志望の女性の葛藤、政治家や上層部、外国からの民事警備会社などの暗躍ぶりなどが描かれます。<br /><br />　だまし合いの世界を表現するだけあって、主人公をすっかり共感することを許しませんが、決してただ冷徹なだけではないところが、彼の弱点でもあるし、人物造形の深みにつながっているように感じます。<br /><br />　住本はどうなったのか、松沢が今後どうなっていくのか、次回作はないのかもしれませんが、続きがあれば観てみたい気がします。<br /><br /><br />　原案　麻生幾<br />　脚本　古沢良太<br />　主なキャスト　渡部篤郎　尾野真千子　片岡礼子　石田ゆり子　石橋凌　遠藤憲一　余貴美子　<a name="more"></a>

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<title>ヨーロッパ企画「曲がれ！スプーン」</title>
<description> 舞台のほうです。アフタートークのある土曜の夜公演を観ました。 映画化と同時に上演するという本作ですが、「冬のユリゲラー」の改題といったところで、内容そのものは大幅な変更はなさそうです。ですから、映画とはかなり違ったものになってるはず。そちらは上映もほぼ終わったようで、ＤＶＤ化を待つことになりました。 超能力者たちが喫茶店に集って、ふだんは人には隠している能力を披露し合うのですが、その能力もあまり派手さがなくて、あんまり役に立たなかったりします。そんな超能力者たちのやり取りが...</description>
<dc:subject>舞台</dc:subject>
<dc:creator>行き先不詳</dc:creator>
<dc:date>2009-12-24T21:21:27+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
<a href="http://asayomi.up.seesaa.net/image/magarespoon.jpg" target="_blank"><img src="http://asayomi.up.seesaa.net/image/magarespoon-thumbnail2.jpg" width="106" height="150" border="0" align="" alt="magarespoon.jpg" onclick="location.href = 'http://asayomi.seesaa.net/upload/detail/image/magarespoon-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><br /><br />　舞台のほうです。アフタートークのある土曜の夜公演を観ました。<br />　映画化と同時に上演するという本作ですが、「<a href="http://asayomi.seesaa.net/article/41003948.html" target="_blank">冬のユリゲラー</a>」の改題といったところで、内容そのものは大幅な変更はなさそうです。ですから、映画とはかなり違ったものになってるはず。そちらは上映もほぼ終わったようで、ＤＶＤ化を待つことになりました。<br /><br />　超能力者たちが喫茶店に集って、ふだんは人には隠している能力を披露し合うのですが、その能力もあまり派手さがなくて、あんまり役に立たなかったりします。そんな超能力者たちのやり取りがヨーロッパ企画ならではのゆるい空気をかもしだしてとてもおかしいのです。<br /><br />　私は今回観てて、前半までの超能力者たちの紹介と能力の披露あたりまでが最高に楽しかったのですが、途中からの展開にムリヤリ感を覚えるところもあって、前半ほどは乗り切れなかったです。<br /><br /><br />　作・演出　上田誠<br />　出演　石田剛太　酒井善史　角田貴志　諏訪雅　土佐和成　中川晴樹　永野宗典　西村直子　本多力　山脇唯<br />　紀伊國屋ホールにて<a name="more"></a>

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<title>[PR]注目のキーワード「有馬記念予想」</title>
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<dc:date>2009-12-24T21:21:27+09:00</dc:date>
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<title>親族代表「渋々」</title>
<description> １０周年記念公演と銘打たれている本作、土曜の昼公演を観てきました。 全部で８本のコントでした。脚本・演出の福原充則のほか、脚本提供として、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、ブルースカイ、池田鉄洋、川尻恵太となっていて、豪華な顔ぶれです。私は、誰が誰の作品なのかを気にせず観てましたが、終演後に配られたリストで確認すると、川尻恵太の作品が一番好みのようでした。ただ、リストのタイトルだけ見ても内容と結びつきにくく、たとえば「息子」なら混浴同好会というワードが使われたほうが記憶が甦りや...</description>
<dc:subject>舞台</dc:subject>
<dc:creator>行き先不詳</dc:creator>
<dc:date>2009-12-24T21:14:58+09:00</dc:date>
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<a href="http://asayomi.up.seesaa.net/image/shibushibu.jpg" target="_blank"><img src="http://asayomi.up.seesaa.net/image/shibushibu-thumbnail2.jpg" width="106" height="150" border="0" align="" alt="shibushibu.jpg" onclick="location.href = 'http://asayomi.seesaa.net/upload/detail/image/shibushibu-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><br /><br />　１０周年記念公演と銘打たれている本作、土曜の昼公演を観てきました。<br /><br />　全部で８本のコントでした。脚本・演出の福原充則のほか、脚本提供として、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、ブルースカイ、池田鉄洋、川尻恵太となっていて、豪華な顔ぶれです。私は、誰が誰の作品なのかを気にせず観てましたが、終演後に配られたリストで確認すると、川尻恵太の作品が一番好みのようでした。ただ、リストのタイトルだけ見ても内容と結びつきにくく、たとえば「息子」なら混浴同好会というワードが使われたほうが記憶が甦りやすいような気がします。あと、一番インパクトがあったのは、“前説”のナウシカでした。<br /><br />　それから、私の観た回では「ｋｕｓａｋａｒｉ」でセリフが飛んでしまうハプニングがありました。<br /><br />　出演　嶋村太一　竹井亮介　野間口徹<br />　新宿シアターモリエールにて<a name="more"></a>

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<title>「ロートレック・コネクション 愛すべき画家をめぐる物語」Ｂｕｎｋａｍｕｒａミュージアム</title>
<description> “コネクション”となっているように、ほかの画家とのロートレックの交流に焦点をあてた企画となってます。もちろん本人の作品もありますが、展示作品の約半分はほかの画家によるものでした。 師弟関係となる、プランストーの作品から好みなかんじでうれしかったのですが、素朴に虚を衝かれたのは、同時期にポスターを制作していたジュール・シェレでした。ロートレックの作品を目にするのに、ほかにも同じように活躍していた人がいるという視点が私にはなかったもので。個人的には、シェレのほうが、華やかで躍動...</description>
<dc:subject>アート</dc:subject>
<dc:creator>行き先不詳</dc:creator>
<dc:date>2009-12-24T21:09:36+09:00</dc:date>
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<a href="http://asayomi.up.seesaa.net/image/lautrecconnection.jpg" target="_blank"><img src="http://asayomi.up.seesaa.net/image/lautrecconnection-thumbnail2.jpg" width="106" height="150" border="0" align="" alt="lautrecconnection.jpg" onclick="location.href = 'http://asayomi.seesaa.net/upload/detail/image/lautrecconnection-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><br /><br />　“コネクション”となっているように、ほかの画家とのロートレックの交流に焦点をあてた企画となってます。もちろん本人の作品もありますが、展示作品の約半分はほかの画家によるものでした。<br /><br />　師弟関係となる、プランストーの作品から好みなかんじでうれしかったのですが、素朴に虚を衝かれたのは、同時期にポスターを制作していたジュール・シェレでした。ロートレックの作品を目にするのに、ほかにも同じように活躍していた人がいるという視点が私にはなかったもので。個人的には、シェレのほうが、華やかで躍動感があり、わくわくさせる印象を受けました。<br /><a name="more"></a>

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<title>川上未映子『ヘヴン』</title>
<description> 著者の作品を読むのはこれがはじめて。これまでの小説は、いかにも読みにくそうだったのであえて手を出す気にならなかったもので。</description>
<dc:subject>本・雑誌</dc:subject>
<dc:creator>行き先不詳</dc:creator>
<dc:date>2009-12-24T20:45:40+09:00</dc:date>
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<a href="http://asayomi.up.seesaa.net/image/heaven.jpg" target="_blank"><img src="http://asayomi.up.seesaa.net/image/heaven-thumbnail2.jpg" width="105" height="150" border="0" align="" alt="heaven.jpg" onclick="location.href = 'http://asayomi.seesaa.net/upload/detail/image/heaven-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><br /><br />　著者の作品を読むのはこれがはじめて。これまでの小説は、いかにも読みにくそうだったのであえて手を出す気にならなかったもので。<br /><br />　直接的な暴力を含めたいじめを受けている男子中学生の主人公は、同級生の女子でやはりいじめられているコジマと、手紙のやり取りをするようになります。<br /><br />　前半は、いじめの詳細な描写とコジマとの出会いなどが描かれますが、後半はコジマと、百瀬といういじめる側の男子との対話を通して、哲学的な問い掛けの中に投げ込まれるような展開です。<br /><br />　コジマはいじめを受け入れることで、相手に対して優越的な視点をもっていますし、主人公の斜視が好きだと言って戸惑わせます。百瀬のほうからは、以前話題になった「なぜ人を殺してはいけないのか」に通じるような、それでいて問いとしてではなく本質的な思想として語られます。<br /><br />　全体を通して、その息苦しいほどに惹き込まれ、退屈するところのない面白さはある上に、一回の通読では受け止めきれないほどのあふれている何かがあって、圧倒されます。<a name="more"></a>

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<title>ひょっとこ乱舞「モンキー・チョップ・ブルックナー！！」</title>
<description> ひょっとこ乱舞は今回がはじめて。柿喰う客のときに観た俳優が３人出てるつながりが一番大きなきっかけでといったところ。出演者のひとりがケガをしたということで（車椅子での演技となってました）、１５分遅れて開演となった先週金曜の夜公演を観ました。 ルームシェアをしていた男２人、女１人の中に、監禁されていたらしい女を助けたものの警察にも届けず家にしばらく住まわせることにしたことで、その女に恋をした男の精神のバランスが狂ってきて、元々あった人間関係のバランスが壊れてしまう、という話。 ...</description>
<dc:subject>舞台</dc:subject>
<dc:creator>行き先不詳</dc:creator>
<dc:date>2009-12-23T23:03:00+09:00</dc:date>
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<a href="http://asayomi.up.seesaa.net/image/monkeychopbruckner.jpg" target="_blank"><img src="http://asayomi.up.seesaa.net/image/monkeychopbruckner-thumbnail2.jpg" width="106" height="150" border="0" align="" alt="monkeychopbruckner.jpg" onclick="location.href = 'http://asayomi.seesaa.net/upload/detail/image/monkeychopbruckner-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><br /><br /><br />　ひょっとこ乱舞は今回がはじめて。柿喰う客のときに観た俳優が３人出てるつながりが一番大きなきっかけでといったところ。出演者のひとりがケガをしたということで（車椅子での演技となってました）、１５分遅れて開演となった先週金曜の夜公演を観ました。<br /><br />　ルームシェアをしていた男２人、女１人の中に、監禁されていたらしい女を助けたものの警察にも届けず家にしばらく住まわせることにしたことで、その女に恋をした男の精神のバランスが狂ってきて、元々あった人間関係のバランスが壊れてしまう、という話。<br /><br />　男（チョウソンハ）の変貌ぶりと、そのことで対立してしまう、激しいやり取りが強烈で、たいへん惹き込まれました。観てるこちらに感情が感染するくらい。あと、この３人を中心にして、夫婦やカップルとかバイト先なんかの人間関係で展開されるドラマも見応えがあったりとか。<br /><br />　いくつか印象的というか引っかかりとなったところ。<br />　監禁されてた女が３人１役みたいにして、同じ役を時間によって、違う俳優が演じたり、同時に３人が舞台上に並んでいたりしていました。この女は謎がほとんど謎のまま進展していって、本当に監禁されていたかも必ずしも明らかではないのですが、どちらにしても、精神疾患を抱えていることが窺われます。私は、３人１役状態は、この女が不確かな存在としての表れとして解釈してました。<br /><br />　黒電話のほか、電話機が小道具として登場して、時代設定を表現しているのではなく、携帯電話の見立てとなってました。<br /><br />　それから、身体的な表現の取り入れ方が特徴的なんでしょうけど、観ていて気持ちよかったです。<br /><br /><br />　作・演出　広田淳一<br />　キャスト　チョウソンハ　中村早香　橋本仁　笠井里美　松下仁　根岸絵美　齋藤陽介　コロ　佐藤みゆき　小菅紘史　永島敬三<br />　シアタートラムにて<a name="more"></a>

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<title>「１２人の怒れる男」</title>
<description> この前、舞台を観たこともあって、ニキータ・ミハルコフ監督のリメイク作を観てみようということで。 現代のロシアという設定になっていて、事件の大筋は変わらないものの、背景とか細かいところが違っているし、結末も違います。法廷以外の場面も多いですし。 評議の進行が理詰めでなくて、シドニー・ルメット版でヘンリー・フォンダが演じてる役の人もそれほど議論をリードしなくて、すっきりとした内容にはなってません。 最初の決を採ったときに、有罪で決まりだろうと思われてるところで、無罪の人がいたと...</description>
<dc:subject>映画・DVD</dc:subject>
<dc:creator>行き先不詳</dc:creator>
<dc:date>2009-12-23T22:42:49+09:00</dc:date>
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<a href="http://asayomi.up.seesaa.net/image/12muxalkob.jpg" target="_blank"><img src="http://asayomi.up.seesaa.net/image/12muxalkob-thumbnail2.jpg" width="106" height="150" border="0" align="" alt="12muxalkob.jpg" onclick="location.href = 'http://asayomi.seesaa.net/upload/detail/image/12muxalkob-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><br /><br />　この前、<a href="http://asayomi.seesaa.net/article/134888154.html" target="_blank">舞台</a>を観たこともあって、ニキータ・ミハルコフ監督のリメイク作を観てみようということで。<br /><br />　現代のロシアという設定になっていて、事件の大筋は変わらないものの、背景とか細かいところが違っているし、結末も違います。法廷以外の場面も多いですし。<br /><br />　評議の進行が理詰めでなくて、シドニー・ルメット版でヘンリー・フォンダが演じてる役の人もそれほど議論をリードしなくて、すっきりとした内容にはなってません。<br /><br />　最初の決を採ったときに、有罪で決まりだろうと思われてるところで、無罪の人がいたときの周りの空気が冷ややかに一変するところはよかったです。ただ、やはりもっと短かったらさらによかったという感想です。　<a name="more"></a>

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<title>ブラジル「ＦＵＴＵＲＥ」</title>
<description> ブラジルは今回がはじめて。何個か前の公演から迷ってましたが、ようやく重い腰を上げたかんじです。先週水曜の夜公演を観てきました。 舞台装置としては、アパートのふたつの部屋が左右にあって、それぞれ別個に同時進行するようにして物語は進行します。 右側には司法試験をめざして勉強している３０代の男。離婚して、妻と子がいるらしい。酔って帰る道すがら知らないうちにバッグを持ち帰ってしまって、その中には１億円が入っていました。 左側にはきれいな女が住んでいて、付き合ってる男のために振り込め...</description>
<dc:subject>舞台</dc:subject>
<dc:creator>行き先不詳</dc:creator>
<dc:date>2009-12-23T16:35:55+09:00</dc:date>
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<a href="http://asayomi.up.seesaa.net/image/future.jpg" target="_blank"><img src="http://asayomi.up.seesaa.net/image/future-thumbnail2.jpg" width="105" height="150" border="0" align="" alt="future.jpg" onclick="location.href = 'http://asayomi.seesaa.net/upload/detail/image/future-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><br /><br /><br />　ブラジルは今回がはじめて。何個か前の公演から迷ってましたが、ようやく重い腰を上げたかんじです。先週水曜の夜公演を観てきました。<br /><br />　舞台装置としては、アパートのふたつの部屋が左右にあって、それぞれ別個に同時進行するようにして物語は進行します。<br /><br />　右側には司法試験をめざして勉強している３０代の男。離婚して、妻と子がいるらしい。酔って帰る道すがら知らないうちにバッグを持ち帰ってしまって、その中には１億円が入っていました。<br /><br />　左側にはきれいな女が住んでいて、付き合ってる男のために振り込め詐欺をしています。<br /><br />　このふたりの部屋には、それぞれいや～な招かれざる客ばかりがやって来て、好ましくない事態に巻き込まれていきます。観ていて、苛立たしいくらいですが、そういうところも含めて、とても面白いです。<br /><br />　はじめから、このふたつの部屋が同じ共同住宅なのかとか、ふたりの関係はもしかしたら、男の別れた妻なのかとか、兄妹の関係かもとか、あるいは時間が全く違っていて、親子関係ということも、とかいろんなパターンを想定しながら観てましたが、その中のひとつでした。でも、私の中では解明されてない謎も残ったままなんですけど。<br /><br />　あれだけ、ダメで不快な人が目白押しなのに、後味が悪くないのが不思議です。<br /><br />　<br />　作・演出　ブラジリィー・アン・山田<br />　キャスト　高山奈央子　櫻井智也　諫山幸治　辰巳智秋　西山聡　林修司　信國輝彦　堀川炎　平間美貴<br />　駅前劇場にて<a name="more"></a>

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<title>「カールじいさんの空飛ぶ家」</title>
<description> まず、ピクサーの１０作目だそうですが、私は食わず嫌いとまではいかないまでも、ずっと見送って来たかんじ。それから、３D映画も初体験でした。ふだんなら字幕版にするのですが、３Dがどんな感じかわからなかったので、吹替版のほうが無難かと思って選びました。 カールじいさんが子どもの頃からはじまって、ある冒険家に憧れ、同じ趣味をもつ女の子と知り合い、後に結婚し、ふたりで老いるまでに至った前半部分は掛け値なしに素晴らしいと思います。私は、家が空を飛ぶまでのほうが好きでした。 その後、妻を...</description>
<dc:subject>映画・DVD</dc:subject>
<dc:creator>行き先不詳</dc:creator>
<dc:date>2009-12-23T16:23:50+09:00</dc:date>
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<a href="http://asayomi.up.seesaa.net/image/carlgsan.jpg" target="_blank"><img src="http://asayomi.up.seesaa.net/image/carlgsan-thumbnail2.jpg" width="105" height="150" border="0" align="" alt="carlgsan.jpg" onclick="location.href = 'http://asayomi.seesaa.net/upload/detail/image/carlgsan-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><br /><br />　まず、ピクサーの１０作目だそうですが、私は食わず嫌いとまではいかないまでも、ずっと見送って来たかんじ。それから、３D映画も初体験でした。ふだんなら字幕版にするのですが、３Dがどんな感じかわからなかったので、吹替版のほうが無難かと思って選びました。<br /><br /><br />　カールじいさんが子どもの頃からはじまって、ある冒険家に憧れ、同じ趣味をもつ女の子と知り合い、後に結婚し、ふたりで老いるまでに至った前半部分は掛け値なしに素晴らしいと思います。私は、家が空を飛ぶまでのほうが好きでした。<br /><br />　その後、妻を亡くし、あるトラブルから老人ホームに入れられそうになるその日に、家に風船をつけて、亡き妻との夢だった南米に向かって、飛んでいきます。そこにラッセルという少年が乗り込んでいて、いっしょに冒険に参加する恰好に。そこからは、アニメならではの冒険活劇もあったり、カールじいさんのアクションシーンもあったりで、しかも温かい後味で、全体的に不満はないのですが、前半にグッと来た私としては、後半はもうひとつ何かがほしかったような気もいたします。<br /><br />　それから、３Dのほうは、立体感にわくわくしてたのははじめのほうだけで、３Dならではの効果というのは、あまり実感されなかったです。<a name="more"></a>

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<title>有川浩『植物図鑑』</title>
<description> タイトルが即物的なのに比べて、中身はラブストーリーなのはとても期待させますが、私にはちょっと甘すぎました。もちろん、好みが分かれるんだとは思いますけども。</description>
<dc:subject>本・雑誌</dc:subject>
<dc:creator>行き先不詳</dc:creator>
<dc:date>2009-12-23T16:11:48+09:00</dc:date>
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<a href="http://asayomi.up.seesaa.net/image/syokubutsuzukan.jpg" target="_blank"><img src="http://asayomi.up.seesaa.net/image/syokubutsuzukan-thumbnail2.jpg" width="103" height="150" border="0" align="" alt="syokubutsuzukan.jpg" onclick="location.href = 'http://asayomi.seesaa.net/upload/detail/image/syokubutsuzukan-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><br /><br />　タイトルが即物的なのに比べて、中身はラブストーリーなのはとても期待させますが、私にはちょっと甘すぎました。もちろん、好みが分かれるんだとは思いますけども。<br /><br /><br />　主人公の女性が、行き倒れになってる男を拾って、泊めることになりますが、結局、そのまま同居をはじめることに。その男は料理がうまくて、野草なんかにも詳しい。いろんな草や花などが登場して、そのことが思い出としても語られることになります。基本的には、野草を採って食するという視点になってますが、主人公は新しい世界を味わって、ハマっていくということになるのです。<br /><br />　ただ、その同居人のほうは、素性が明らかでなく、主人公に手を出さずにいて、どういう人間なのかという謎が最後のほうまで引っ張られます。それ以外は、すべて完璧みたいな人物造形です。<br /><br /><br />　この小説のキモは、素朴だけれども手を掛けて作った料理のおいしそうなところだったりもするのと、その素材を山林や河原で探して見つけることの新鮮な体験にあったりします。これが、楽しそうに共感できたり、おいしそうで食べてみたいと思わせるかどうかは、かなり重要ポイントです。<br /><br />　甘過ぎるということに尽きますが、主人公の男への盲信ぶりが、文体に反映されてるのが、鼻に付いて、ちょっと引きました。もう少し抑え気味だったら、かなり好きな小説になっただろうと残念に思います。<a name="more"></a>

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<title>グリング「ｊａｍ」</title>
<description> グリングの活動休止公演だということで、全く残念なことです。気になって、やっと観はじめるようになったところですから、それならもっと早くから観とけばと激しく後悔します。日曜の昼公演を観てきました。 今回の作品は２００３年に上演していて、その再演。 山奥の温泉地にあるペンションを舞台にした人間模様が繊細に温かく描かれます。しかも、笑いどころもあって、たいへん素晴らしい。 登場人物を挙げていくと、まずはペンションの主人（中野英樹）。妻を亡くし、子どもを育てながらペンションを経営して...</description>
<dc:subject>舞台</dc:subject>
<dc:creator>行き先不詳</dc:creator>
<dc:date>2009-12-16T00:10:01+09:00</dc:date>
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<a href="http://asayomi.up.seesaa.net/image/jam.jpg" target="_blank"><img src="http://asayomi.up.seesaa.net/image/jam-thumbnail2.jpg" width="105" height="150" border="0" align="" alt="jam.jpg" onclick="location.href = 'http://asayomi.seesaa.net/upload/detail/image/jam-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><br /><br /><br />　グリングの活動休止公演だということで、全く残念なことです。気になって、やっと観はじめるようになったところですから、それならもっと早くから観とけばと激しく後悔します。日曜の昼公演を観てきました。<br /><br />　今回の作品は２００３年に上演していて、その再演。<br />　山奥の温泉地にあるペンションを舞台にした人間模様が繊細に温かく描かれます。しかも、笑いどころもあって、たいへん素晴らしい。<br /><br />　登場人物を挙げていくと、まずはペンションの主人（中野英樹）。妻を亡くし、子どもを育てながらペンションを経営していますが、自分だけでは手が回らなくて、亡くなった妻の妹（萩原利映）が手伝ってくれています。ただ、この妹が今後もペンションを手伝うか、新しい道を歩むのかといったところで、なかなか決断できず揺れています。その妹にはほかに姉（佐藤直子）がいますが、そっちは手伝うまでには至らず。ただ、実際には主人は婿入りした恰好のようで、本来は姉妹の家側がオーナーだったようです。<br /><br />　このペンションで、地元のコーラスサークルに第九を教えに来ていた指揮者の先生の送別会が行われます。この指揮者（永滝元太郎）が小沢征爾風のヘアスタイルで個性的キャラが楽しいのですが、この人が口説こうと狙ってる女性（松本紀保）がいて、よからぬ企みをするのです。その指揮者が口説こうとしているのを牽制するために、マッサージをしにくる男（小松和重）を含めて、片思いが錯綜してます。<br /><br />　このペンションに、客として来た歳の差が離れた婚約中のカップル（廣川三憲・澁谷佳世）は、ぎくしゃくしてケンカをはじめ、あと、部外者的に一定の距離を置いて登場する男客（遠藤隆太）の行動が意外なおかしみを生みます。　<br /><br /><br />　主人の妻が亡くなった事故はどうやらブルーベリーを採りにいったときに起こったようで、そのことからジャムに対して強い忌避感があることが窺われますが、これが最後には希望を感じさせる小道具にもなってくるのです。ただ、それほどジャムが全面に出てくるわけでもないほか、いろいろとこれ見よがしでないところが、私には一層好ましく感じられました。<br /><br /><br />　作・演出　青木豪<br />　東京芸術劇場小ホール１にて<a name="more"></a>

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<title>「イキガミ」</title>
<description> 昨年公開の映画化作品のほうです。原作のマンガは読みたいとは思いつつ、いまだ読んでません。 イキガミというのは、赤紙からのもじりで、国からの死亡予告証を意味していて、死の２４時間前にそれが渡されます。ただ、処刑されるわけではなくて、子どものうちに受ける予防接種の中にランダムで仕掛けられてるのが発現するという設定。１０００人に１人という絶妙な確率で否応なく死がもたらされるのですが、そのことが生への価値を高めるのだという逆説的でブラックな理論的背景があるのです。 その死亡予告証を...</description>
<dc:subject>映画・DVD</dc:subject>
<dc:creator>行き先不詳</dc:creator>
<dc:date>2009-12-15T23:19:03+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
<a href="http://asayomi.up.seesaa.net/image/ikigami.jpg" target="_blank"><img src="http://asayomi.up.seesaa.net/image/ikigami-thumbnail2.jpg" width="105" height="150" border="0" align="" alt="ikigami.jpg" onclick="location.href = 'http://asayomi.seesaa.net/upload/detail/image/ikigami-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><br /><br /><br /><br />　昨年公開の映画化作品のほうです。原作のマンガは読みたいとは思いつつ、いまだ読んでません。<br /><br />　イキガミというのは、赤紙からのもじりで、国からの死亡予告証を意味していて、死の２４時間前にそれが渡されます。ただ、処刑されるわけではなくて、子どものうちに受ける予防接種の中にランダムで仕掛けられてるのが発現するという設定。１０００人に１人という絶妙な確率で否応なく死がもたらされるのですが、そのことが生への価値を高めるのだという逆説的でブラックな理論的背景があるのです。<br /><br />　その死亡予告証を配達する公務員を主人公としているのですが、物語の中心となるのは、死を宣告される受け取る側の人たちのほうで、そのドラマがそれぞれオムニバスのように構成されていきます。それらのドラマはどれも見応えがあって、期待した以上に面白かったです。<br /><br />　その上で、とくに気になったところ。<br />　死亡予告証の通告方法が粗雑すぎます。ほとんど腹立たしいくらい。本人が留守だったりしたら、親に渡したり、宅配便の不在通知みたいのを置いて帰るなんて、いくらなんでもひどすぎます。２４時間後に死ぬ人に対する手段ではないです。あれだと本人が知らずに死ぬことが続出してるでしょう。完全に生への価値を低めてますね。<br /><br />　それから、監視カメラの映像を使ったり、思想犯の矯正が行われたり、かなりの管理社会であることを強調してるようでいて、全体的にぬるいです。その割に極端なことが行われていたりして、一貫性に欠ける印象をもちました。松田翔太演じる主人公が、この制度に対して疑問を感じたりするところにも緊張感がそれほど感じられません。<a name="more"></a>

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